昨年の3・11大震災から今日でちょうど10カ月が過ぎました。死者・行方不明者の方々を合わせると1万9244人であります。
今、厳寒の東北の被災地では懸命な復旧活動が行われています。そんな中で、かねてから指摘されていましたが、復旧活動において一番障害になっているのが「がれき」の処理です。今回の大震災で発生した「がれき」の量は3県で約2300万トンとも言われています。しかし、今時点で最終処分量は87万トンで3.5%に過ぎません。この調子だと全て処分するには、何十年かかるか判らない状況です!
政府は、以前から全国の自治体に受け入れ先を募ってはいますが今のところ東京都のみが現状です。また、現地では相変わらず失業者も増え続け、失業保険の給付も期限切れの方々も出始めている状況です。あまりにも政府の対応が遅すぎます!
抽象的な見解ではありますが、最近のテレビ報道などで見る被災地の様子も発災当時とほとんど変わっていない様な気がします。生活再建のあてもなく路頭に迷う被災地住民の声を政府は真摯に受け止めるべきであります。「心が無い政治」いうのはこういうことなんでしょうか?