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一般質問の質問と答弁の要旨
手話通訳者等派遣事業の強化、ろう通訳の推進を取り上げました。
はじめに、ろう通訳とは何かを簡単に説明いたします。
通常の手話通訳は、発言者の言葉を聞こえる方が、手話でろう者に通訳します。
それに対して、ろう通訳は、発言者の言葉を、聞こえる方が手話通訳をし(この方をフィーダーと呼びます)それを見て、ろうの通訳者がろう者に伝わりやすい様に通訳することを「ろう通訳」といいます。
聴こえる私達には「なぜそんな手間をかける?」と理解しがたいでしょう。
それは、ろう通訳者は「ろうの文化」をベースに通訳しているから、ろう者により伝わるためです。
具体的に言えば、たとえば、私達がアメリカで通訳していただく場合、アメリカ人の通訳者か、日本人の通訳者か、どちらを選びますか?
やはり日本の文化を備えた日本の方に通訳いただいた方が安心するのではないでしょうか。
それと同じようなことです。
私は、令和3年9月の一般質問でも、ろう通訳の推進を議会で訴えました。
〜今回、朝霞市聴覚障害者協会の方からお声をいただきました。
それは手話講習会と同様に「ろう通訳養成講習会」の実施に向けて、予算を上げていただくところまでやってきました。
しかし、朝霞市長選挙が行われ、新規事業の予算は精査のためストップ、ということで流れてしまいました。
これまで、福祉課や社協や「手話教師センター」や朝霞市登録手話通訳者の方々や、朝霞市聴覚障害者協会の会員などと「ろう通訳養成講習会」「ろう通訳派遣」の実現に向けて、今まで意見を交わし合ったり、調整してきて、やっと実現できるところまできたところ、突然流れてしまってやりきれない思いでおります。
福祉課職員や社協の職員も同じ思いだと思います。〜
という内容です。
市民の方々が、政策実現のために汗水流して、長い時間頑張ってきたことを、行政の都合で停滞させてしまうと言うのはいかがなものか。
年度末近くに市長選挙があることで、次年度の予算編成、計上について、骨格予算となり新規事業などの予算は6月の補正予算にまわされる等は理解はするものの、市民の方々には関係ないことで、そこにしわ寄せがあってはならないと思います。
ろう通訳やフィーダーの養成講習の実現について伺います。

答弁は、ろう通訳を本市で導入するには、まず、NPO法人手話教師センターで実施する、ろう通訳者養成講座、フィーダー養成講座を受講し、手話通訳者等のスキルを上げてから、ろう通訳の派遣ができることになりますので、手話通訳者等派遣事務業務を委託する社会福祉協議会と調整し、実現に向けて検討してまいります。
以上、ほぼ質問した内容と答弁です。
議会後もしっかり見守ってまいります。
また、合わせて、日本手話言語条例とデフリンピックについても関連で質問させていただきました。

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