本日の公明新聞の記事です。
「ウクレレサロンまめレレの会」の活動を紹介していただいたかと思うほどです。
高齢となって、初めて楽器を手にして約7年続いています。
まめレレの会や私が関わっている療育音楽を楽しむ会で、音楽のチカラを実感しています。
〜〜記事より抜粋〜〜
認知症のリスクを下げて口腔機能高める効果も/どんな楽器でもOK
2023/12/17 5面
年末年始は、テレビの音楽番組やコンサートを楽しむ人が多いのではないでしょうか。今回は、脳を元気にする「音楽のチカラ」をテーマに、音楽鑑賞や楽器演奏、合唱の楽しみ方について、東北大学加齢医学研究所の瀧靖之教授に聞きました。
音楽の楽しみ方は、大きく分けて音楽鑑賞などの「受動的」なものと、楽器演奏や合唱といった「能動的」なものの2種類があります。
音楽鑑賞をするだけで脳には良い影響があるのですが、より能動的な楽しみ方をすると、さらに効果が上がります。
楽器を弾くとき、歌を歌うときには、ただ指を動かしたり、口や喉を動かしたりするだけではありません。
まず楽譜を見て、その内容を理解する。そして一時的に覚えて、弾いたり歌ったりするため、脳のあらゆる領域を使います。それによって、脳の成長や再構築を促す「可塑性」をより高める可能性があることが分かっています。
習慣的に楽器を演奏している人は、そうでない人に比べて認知症になるリスクが下がるといわれています。
また、合唱のように声を出すことは、口や喉の筋肉を使うので、口腔機能の虚弱化(オーラルフレイル)を防ぎ、肺機能を鍛えることにもなります。
楽器を始めるには、何か新しくやるよりも、以前に短期間でもやっていたものを再開するのがお勧めです。
どんな楽器でもOKです。
何十年のブランクがあっても構いません。
もし、全く楽器に触れてこなかったということであれば、キーボードなどがいいと思います。指1本で、ドレミ、ドレミ……と弾くだけでも構いません。それだけでも音楽を奏でる感動があります。
何かを始めるのに「いつからがいい」ということはありません。
確かに若いうちから始めた方が上達は早いですが、年齢に関係なく、弾いているうちに、だんだんと指が動くようになる。そうすると、どんどん楽しくなっていきます。
楽器は大人から始めた方が良いこともあります。
子どもの頃はどちらかといえば、親に言われて始めた「習い事」や学校の「授業」といった側面が大きかったと思います。ともすれば、嫌々やっていたこともあるかもしれません。
ですが、大人になってからであれば、うまい下手も関係ありませんし、自発的に挑戦できるので大きなモチベーションになると思います。
■“懐かしさ”で幸福感アップ
これから年末にかけてさまざまな音楽番組が増えてきます。往年の名曲を聞くと、「懐かしい」と感じると思います。これは、幸福感を高めてくれるため、とても重要です。
一方、流行の最新曲を聴くことも刺激になります。時代によって、リズムやテンポの違いなどの特徴があります。そうしたことが分かってくると、新しい曲の魅力にも気付きやすくなると思います。
一人で挑戦してもいいですが、友人と歌を歌ったり、楽器を弾いたりするというのは、また違った効果があります。
音楽には、共感性や社会性を高める「コミュニケーションツール」としての側面もあります。
ぜひ、楽しんでみてください。
〜〜〜以上。