一般質問での質問と答弁の要旨を投稿します。
「特別な理由により免疫が消失した方に予防接種補助を」
市内に住む女性で、急性白血病となり臍帯血移植を受けた方からお声をいただき、今回の質問をしました。
抗がん剤治療には、吐き気、下痢、倦怠感、脱毛など、辛い副作用を伴います。
病気の苦しさ、抗がん剤治療の副作用の苦しさ、そして死の恐怖に脅かされる苦しさと、二重三重の苦しみの中、さらに脱毛による精神的な苦痛に追い討ちをかけられます。
質問⇒⇒
医療用ウィッグ助成を訴えます。
医療用ウィッグは直接の治療ではありませんが、精神面から支えるものと思い、がんと闘う方々に対するエールでもあると、私は思います。
答弁⇒⇒
医療用ウィッグは現在のところ、国・県の財政措置がない状況ですので、市単独での財政的な支援は難しいところです。
当事者の方からの相談の場として、精神的な支えが必要な方や、治療による外見の変化などで悩んでおられる方は、保健センターにご相談いただきたい。
次の質問⇒⇒
特別な理由により免疫が消失した方に対する予防接種補助を訴えます。
骨髄移植のため抗がん剤治療により細胞がなくなり、免疫が消失してしまうことから、これまで受けていた定期予防接種によって得られた免疫が低下したり、消失してしまうことから、様々なウイルスによる疾患や細菌による感染症の発症予防するため、再度予防接種をすることが推奨されます。
患者当事者の経済的負担を軽減することから、朝霞市でも予防接種の補助制度を創設すべきではないでしょうか。補助制度の実現を強く求めます。
市長答弁⇒⇒
特別な理由により免疫が消失した方に対する予防接種につきましては、これまで全国市長会におきまして、定期接種として位置付けるよう、国に提言してきております。
該当する患者さんは少ないかもしれませんが、患者さん家族の経済的負担の軽減のためにも補助制度を創設する方向で検討してまいります。
とても嬉しい答弁をいただきました!
この一般質問でのやり取りを、お声をいただいた方が、ライブ視聴いただいたようで、「感動で涙がでました。本当にありがとうございます。帰宅した主人にも見てもらったら、主人も涙ぐんでいました。」と
さらに今回勇気を出して声を上げたことについて「人のために役に立てればと思っていました。感謝しかありません」と。
今回私も勉強になりました。
免疫が消失するとはどういうことなのか…など。
骨髄移植には、骨髄バンクに登録している中から自分に合う型を探す方法。
こちらは親族であっても、型が合わないことがありマッチングできる割合は少ない様です。
もう一つは、臍帯血移植があり、こちらは比較的自分と合う割合が高い様です。
移植によってこれまでの血液型も変わることもあります。
骨髄ドナーの登録は知られてきていますが、臍帯血バンクはあまり知られていないのではと思います。
このような発信も必要と、質問を終え痛感しました。
次回の一般質問では、周知啓発など取り上げてみたいと思います。
今後もお一人に寄り添いながら、小さな声を直接お聴きし形にできるよう現場第一で動いてまいります。
この度は、勇気を出して声をいただいたことに感謝いたします。