上園賢一ピアノリサイタル X’masチャリティーコンサートへ。
上園さんとお友達の、利根川仁志議員に誘われて、一緒に行ってきました。
上園さんは、ピアニストの職業病といわれる「ジストニア」と闘いながら演奏活動を続けています。
「ジストニア」とは、練習をしすぎた結果(同じ姿勢、動作を過度に繰り返すなど)筋肉に脳から指令を出す機能に制限がかかる神経疾患で、一度それを発症してしまうと、その動作ができなくなるという。
そうなると練習はまた別な方法でするしかなくなり、ほとんどの方が演奏家としての活動を終えてしまうそうです。
しかし上園さんは、創意工夫で練習をし、ある意味実験してその成果を示し、同じ病気で苦しんでいる方のモデルとなっていきたいと、本当に真摯に向き合っていました。
演奏活動を続けるのは、別に憐みの姿を見てほしいなどとは違うときっぱり言い切り、弱い自分をさらけ出し、人の助けを借り今を受け入れていくことで、新しい光が見えてくると。
悩ましいのは、コンサートを成功させたいと練習に励めば、状態は悪化し、練習しなければ技術の維持も開拓もないことと。
そのような思いからか、上園さんの手から放たれる音色はとても優しい。
毎年恒例となっているXmasチャリティーコンサートですが、今年は夏ごろから症状が急速に重くなり、一日5分程度しかピアノに向かえない日々を送っていたといいます。
今日のコンサートも延期を検討したそうですが、実家である鹿児島の80歳になるお母さんに相談したところ、延期した先で体調が良くなっているとは限らないと言われ、予定通り開催したとのこと。
手が動かなくなってしまうので、1曲ごとにスピーチを挟み進めていくスタイルですが、トークは家族や小さい頃も思い出など、とても興味深く、また明るく話されていて、もし「ジストニア」のことを聞かされていなければ、まったく気づかず演奏もとても自然で、素晴らしい技術のある演奏家です。
コンサートでは、音大の同級生という同じピアニストの鈴木あけみさんが華を添えました。
とても素敵な女性で、同級生でありながら学生時代は一度も話したことはなく、上園さんのコンサートに毎回来てくれていたので、今回声をかけ、クリスマスメドレーを1台のピアノで連打演奏が実現し、とても楽しく演奏されていて、聴いている私たちもわくわくしました。
今日は、ここのところパンパンだった頭も体も癒され、心が本当に温まりました。
また来年も行きたいなと思いました。
ありがとうございました。




