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バックナンバー 2013年 10月 31日

「穏やかな死に医療はいらない」萬田緑平氏著作。

川越での講演会に行って来ました。

これは公明党川越支部第1回文化講演会です。

先日、福永県議より紹介、案内をいただき、書籍を読んでから足を運びました。

萬田先生は元外科医で、現在、群馬県高崎市にある「緩和ケア診療所・いっぽ」で在宅緩和ケア医として働いています。

緩和ケアというと、ホスピス、看取り屋=死と連想するという。

他の外科医などから、大変でしょ、辛いね等声を掛けられるといいます。

しかし萬田先生はそんなことを感じたことはなく、ほとんどの方からありがとうといわれ、看取ったときは感動の連続だと。

病院では死は失敗、敗北、だからご愁傷様、残念です、というとか。

「いっぽ」では、ありがとうと感謝の思いになると。

延命治療は誰のためなのか?

本人が望まなくても、家族がそうさせない。

家族が一日でも長く、なんとかお願いします等々、懇願する。

しかし、「いっぽ」では、本人の希望が最優先。

プロジェクターで映し出された患者さんと家族の顔をみるとみなさん笑顔で晴れ晴れとしている。

その患者さんは録画した数時間後に亡くなっている方がほとんどで、本当に直前まで普通に話をし、歩ける人もいるし、お風呂にも入っている。

そして、家族とお別れの言葉と感謝の言葉を繰り返し言い合っている。

驚いた映像がひとつ。

がん患者の男性、本人は病名は知らず、病院に強引に入院させるが、暴れてその日のうちに退院させられる。

「いっぽ」に連絡がありお宅へ。

先生方に迷惑をかけたからビデオレターを送ろうと撮影。

顔は苦しそうで、声をやっと出して、申し訳ないと何度もいっている。

撮り終えて、家族から「本人がかわいそう」と告知を止められていたが、本人に告知。

最初は泣きわめいたがそのうち、しょうがないなと何かを悟ったという。

そして、またもう一度撮影した時の顔が、びっくり!まったく別人と言っていいほど、にこやかですっきりし声もはっきりしている。

萬田先生は語っていました。

身体ではなく、心を診るのだと。

がんが怖いのではなく、死ぬことが怖いのだと。

しかし死を受け入れたとき、穏やかになり、残りの人生を生き切ることができると。

患者さんの希望を叶えることが一番であるが、そのためには家族の理解が欠かせなく、終末期を迎えた家族の心のケアが大切だと痛感していると。

ここに書ききれません…。

今日は、素晴らしい講演を聴かせていただきました。

 

 

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