一般質問 教育改革編 part3
体罰を無くす指導の徹底について
平成28年度都内公立学校の体罰調査が行われ、区立尾久八幡中学校において、体罰事例が1件報告されました。その昔は情熱を持った教師が生徒たちを殴り、荒れた学校を立て直すというテレビドラマもありましたが、教育現場に限らず暴力は許されることでありません。
先日、世田谷区の中学生がジャズトランペット奏者の日野皓正氏に指導を受け、成果を発表するイベントがありました。これは体験学習の一環として、世田谷区教育委員会が主催するもので、13年目を迎えるものです。このコンサート中に男子生徒が身勝手な演奏を続けたため、日野氏が壇上で生徒の髪をつかみ、往復ビンタをする様子がある情報番組で放送されました。
これがもし会社の上司と部下の間で行われれば、それはパワハラであり、場合によっては暴行罪や傷害罪ということになります。私も10年間教育現場におり、言うことを聞かない生徒について悩んだ経験がありますが、どんな生徒に対しても暴力をふるったことはありません。
子どもの権利条約が日本で批准されてより20年が経過しております。区教育委員会は体罰事例について、子どもは劣った人間ではなく、1人の人間であるとの考えに立ち返り、厳正なる対応と再発防止に努めることを求めます。
【教育部長答弁】
体罰をなくす指導に関するご質問にお答えいたします。体罰は学校教育法において、明確に禁止されており、決して、行ってはならないものであると、強く認識しております。
教育委員会では、これまで体罰事案があった場合には、体罰を起こした教員及び管理職に対して、内容を詳細に確認し、都に報告した上で、都教育委員会からの処分を踏まえて厳格に指導し、厳正に対処してまいりました。
また、日頃から校長会等をとおして、全教職員に対して指導するとともに、各教員の職層に応じて、体罰及び服務事故防止に関する研修や、怒りの感情をコントロールすることをねらいとした「アンガーマネジメント研修」を毎年開催しております。
このほか、毎年七月及び八月を「体罰防止月間」と定め、校内研修会を実施するなど、指導・啓発に努めております。教育委員会といたしましては、引き続き、体罰防止及び再発防止に向けて指導を徹底し、二度と体罰が起きない風土作りに向けて、全力で取り組んでまいる所存でございます。
