第4回「韓国・日本いのちの国際フォーラム」in秋田に参加。
●第4回「韓国・日本いのちの国際フォーラム」in秋田が秋田市で開催され、秋田市自殺対策を考える議員の会として参加しました。秋田県の自殺対策は「民・学・官」連携の『秋田モデル』により2003年の519人をピークに減少し、2015年には262人と半減されています。一方、隣国の韓国では、1997年に4~5千人で推移していた自殺者が1998年に3倍の15千人に膨れ上がり、13千人~14千人で推移。韓国・忠清南道は、秋田県と同様自殺率高位地方でありこれまでも秋田県との交流が深く、『秋田モデル』を韓国・忠清南道に移出し、「生きる支援の虹」をかけることを目的に開催されました。
秋田市「遊学舎」で開催。主催者を代表し、秋田・こころのネットワーク会長の小坂和子氏よりあいさつ。
来賓あいさつに続き、「韓国の自殺対策の現状と課題」として、韓国・忠清南道 広域精神健康増進センター 金渡潤(キム・ドユン)次長より基調講演。韓国の自殺の現状を述べられたあと、自殺予防のパラダイムがハイリスク群の制限的自殺予防を保険、福祉、社会、文化などの総合的自殺予防に転換されて対策を図る旨の説明がありました。これは、『秋田モデル』が有意義な影響を与えていることを強調。課題としては、「いのちのための総合相談会の適用」と述べられていました。
韓国・日本いのちの国際フォーラムとして、地域の中での自殺対策活動について、三種町チーム山本 津村まゆみ代表より、熱い活動内容について講演。コーサロンの定例開催や地域の見守りと相談活動等による自殺対策(とくに訪問し顔を出し、声をかけることの重要性を強調)を説明されました。
NPO法人ライフリンク 山岡奏心さんより「自殺対策基本法の大改正(平成28年4月1日施行)について」講演。これまでの取り組みの経緯とともに、改正のポイント①目的の規定に「誰も自殺においこまれることのない社会の実現」の明記、②基本理念に「生きることの包括的な支援」の追加、③基本的施策の拡充(人材の確保においての大学の教育プログラムとの連携等)、④すべての子どもにいざという時のSOSの出し方教育の推進にあること、国の横断的組織として、厚労大臣を責任者とする「自殺対策推進本部」が設置されたことを説明頂きました。
最後にNPO法人蜘蛛の糸 佐藤久男理事長より講演。自殺対策とは、地域住民のいのちを守る「人間総合対策である。」を強調し、①『秋田モデル』の全国及世界発信、②忠清南道を韓国自殺対策モデルの拠点に、③国境を超えた「生きる支援」の相互支援を訴えられました。
