昭島市 平成16年9月 定例会(第3回)
9月1日
◆4番(赤沼泰雄議員)
ただいま議長より御指名をいただきましたので、通告に従い順次質問をさせていただきます。
本年4月29日に開催されました環境フェスティバルに参加しましたときに、さまざまなイベントや展示の中で特に目にとまったものがありました。それは、市内の各小中学校で取り組んでいる環境教育の内容を紹介したものでありました。ちょっと立ち寄っただけのつもりでしたが、いつしかその内容に吸い込まれるように、一つ一つの作品に見入ってしまいました。そこに展示された児童・生徒の感想文を読みながら、私が強く感じたことは、一人一人が環境問題を自分自身の問題としてとらえているということでありました。私たちの共通の未来のためには、環境問題に対して心を合わせて努力していかなくてはなりません。その原動力となるのは、何といっても「知る」ということであり、そのための環境教育がいかに大切であるかということを、改めて実感させられた展示でありました。
さて、ことしも猛暑や豪雨などの異常気象が人々の不安をかき立てております。地球の年間平均気温は過去 100年で 0.7度上昇したのに対し、東京では3度、名古屋で 2.6度、京都と福岡で 2.5度、札幌と仙台は 2.3度上がったそうであります。昨年の冷夏と打って変わって全国的に記録的な猛暑が続く中、最高気温が30度を超える真夏日が続いていた東京では、ついに連続真夏日が観測史上最高の40日に達しました。また猛暑の一方で、例年になく6月から幾つもの台風が上陸し、新潟や福井を初め日本各地で甚大な豪雨被害をもたらしておりますが、この異常気象は世界的な現象でもあります。地球温暖化との因果関係については詳細にわたって解明されているわけではありませんが、温暖化が進めば猛暑はさらに激しくなり、気温が上昇すれば空気中の水蒸気の量がふえ、豪雨の頻度が増すのは必至であります。世界で1973年から77年に年平均1900万人だった洪水被災者が、93年から97年には年平均1億3100万人に急増しているとのデータは、地球温暖化への重大な警鐘と受けとめるべきであります。
日本は、京都議定書で二酸化炭素など温暖化ガスの排出量を、2008年から12年に1990年度比6%削減すると約束をいたしましたが、経済産業省は2010年度には逆に悪化し1990年度比11%増に膨れ上がるという試算を発表しております。異常気象の現実を直視し、国内の温暖化ガス削減を強力に進めなければならない現在にあって、昭島市としても今までにも増してさまざまな取り組みをしていくべきであると考えます。
そこで、地球温暖化への取り組みについて、幾つかの点からお伺いいたします。
皆さんも既にテレビや新聞などでご存じのように、8月18日から打ち水大作戦2004が実施されました。 100万人の参加、気温を2度下げる、風を起こすとして、水道水以外の二次利用水を使い、みんなで一斉に打ち水をすることで、楽しみながらヒートアイランド現象を緩和し、「真夏の気温を下げよう!」という大変ユニークな社会実験であります。これは、NPOや国土交通省などでつくる「打ち水大作戦本部」が昨年企画したもので、2年目を迎えたことしは、東京だけでなく横浜、名古屋、金沢、長野、大阪、福岡、佐賀などでも実施され、全国的な広がりを見せております。
昨年は 100万人の参加を呼びかけ、「大江戸打ち水大作戦」として8月25日に実施されました。東京23区内で約34万人の参加と推定されておりますが、都内4カ所に設けられたイベント会場で、12時から1時にかけて打ち水が行われました。11時から2時まで気温計測を行った結果、12時までは気温が上昇し、打ち水前は4地点の平均が34.9度を示しました。それが打ち水開始後の12時10分には33.9度となり、打ち水によって約1度の温度低減効果が見られました。ことしは東京23区内だけで約50万人が参加し、約 1.8度の温度低減効果があったようです。
環境問題は、一人一人が被害者でありながら、同時に加害者でもあり、問題の規模が大き過ぎたり複雑過ぎる場合は、情報や知識を得たとしても自分とのかかわりが見出しにくく、現実の行動に踏み出すまでには至らない場合も多いというのが現実ではないでしょうか。しかし、この打ち水はもともと日本の習慣として存在していたものであり、その気になりさえすれば、だれでもどこでも参加できるという気軽さがあります。また単にヒートアイランド現象の緩和だけでなく、環境問題に対する意識の高揚、水文化の再生や地域社会の再生などさまざまな効果が期待できます。今後昭島市としても、市庁舎を初めとする市の関係施設、昭島警察、消防署や商工会議所、そして市民、さらには市内企業にも協力を呼びかけるなど、全市を挙げて昭島打ち水大作戦を実施してみてはいかがでしょうか。
次に、屋上緑化の拡充についてお伺いします。
東京都環境科学研究所の報告によれば、夏場の屋上表面は約55度まで上昇するが、緑化した屋上は約30度に抑えることができる、さらに植物や土壌層の断熱効果で、建物の最上階に伝わる熱も約5分の1に減り、結果的に冷房の排熱も削減できるとしております。
昭島市においては平成14年度から屋上緑化の助成制度を導入されており、高く評価するところであります。現状では市内3カ所で屋上緑化がなされているようですが、ヒートアイランド現象の緩和などの効果を考えると、さらなる取り組みが必要なのではないでしょうか。
例えば、練馬区では本年5月に、区役所内に屋上庭園、屋上緑化見本園をオープンしており、25の区画に各事業者が庭園モデルを造成し、企業の屋上や家庭のベランダなどのスペースを生かした屋上緑化技術を紹介しているようです。区公園緑地課によると、事業者や施工方法がわからなかった区民の判断材料になり、問い合わせも多く、大変好評のようであります。そのほかにも、区内にある公共施設や各学校に毎年1カ所ずつ屋上緑化を推進しているそうで、ある小学校では実際に測定したところ、屋上緑化をしていない教室では室温が30度あったのに対し、屋上緑化した教室は27度と、その差は3度にもなったそうであります。
少し話しは変わりますが、ことしも夏の全国高校野球大会で全国から集った選手たちが熱闘を繰り広げ、さわやかな思い出を残してくれました。その舞台である甲子園球場が去る8月1日に80歳の誕生日を迎えたとの新聞記事が出ておりました。その記事によると、実はこの甲子園球場が屋上緑化の元祖に当たるというのです。1924年に完成したこの球場は、4カ月半という短期間の工事のため外壁の塗装が間に合わず、かわりに繁殖力の強いツタで装飾したそうであります。ところが、見た目の美しさだけでなく、ツタには葉の表面から水分を発散する際、壁から気化熱を奪って冷やす効果もあるため、ツタがびっしり茂った3階壁面の内側通路は、まばらな1階入り口付近より3度から5度低いという測定結果が出たそうであります。また、壁のひび割れやはがれなども少なく、熱によるコンクリート外壁の劣化を抑制する効果も指摘されております。
このように、屋上緑化はヒートアイランド現象の緩和に一定の効果があります。行政が先導する屋上緑化の事業が、民間の建物の屋上緑化に大きく影響を及ぼすとの指摘もあります。そうした意味からも、まず市内の公共施設や小中学校など、可能なところから屋上緑化に取り組むべきと考えますが、いかがでしょうか。
次に、特殊舗装による道路整備についてお伺いいたします。
国土交通大臣は、路面の温度を下げる新たな道路舗装を、来年度から東京を初めとした全国の都市部に本格導入することを明らかにいたしました。この舗装は保水性舗装と呼ばれ、おむつなどに使われる吸水性ポリマーなどの保水材をアスファルトに混ぜたもので、これにより雨水や地下水がゆっくり蒸発するようになります。路面の水分が蒸発するのに必要な気化熱として路面の熱が奪われるため、長時間にわたって路面の温度を冷やすことができるというものです。実験によれば、真夏には60度を超えることもある路面温度が25度程度下がり、体感気温も2度から3度下がると考えられております。こうした新たな舗装を都市部の商店街などの歩行者用道路に導入していく考えで、来年度予算の概算要求に盛り込むとしております。
またそのほかにも、路面の温度を下げる高性能の遮熱性舗装を開発したとの発表もありました。特殊な塗料を路面に塗って日光を反射させ、熱の蓄積を防ぐというもので、やはり路面の温度を15度以上下げるという実験結果とともに、1平方メートルあたり4300円で済み、舗装をはがさずに直接路面に塗ることができるため短期間で施工できる利点もあるとして、ヒートアイランド現象を抑止する方法の一つとして期待が高まっております。昭島市としても、今後こうした技術を積極的に取り入れていくべきであると思いますが、御所見をお伺いいたします。
もう一点として、燃料電池導入への取り組みについてお伺いいたします。
環境省は過日、地球温暖化対策に有効な燃料電池を普及させるため、来年度から小中学校を対象に配備を支援する方針を決定いたしました。燃料電池を広めるに当たって改良点を探るパイロット事業として、来年度は10校程度に補助金を交付し、今後二、三年で各県1校は燃料電池を置けるようにしたいとしております。
学校への設置費用の半額を国が、残る半額を市町村がそれぞれ負担する予定で、補助対象は給食を自前でつくっている公立小中学校を想定しており、燃料電池は調理などに必要な熱と電力を供給することになります。そのほか、環境にやさしいエネルギーを児童・生徒の身近に置くことで環境教育にも役立ち、災害時には避難場所としての学校へ熱と電力を供給できるというメリットも考えられます。
また、それとは別に、地球温暖化対策と地域活性化を両立させるモデル事業として、来年度から新たに小中学校の校舎などのエコ改修を実施することを決めました。これは学校の校舎の耐震改修などにあわせ、太陽光発電や窓ガラスの断熱化など二酸化炭素の排出量を減らせるような設備を導入するもので、3年計画で事業計画を作成するとしております。
具体的な内容については来年度に発表し、公募という方法をとる予定となっているようですが、いずれも市として一定の財政負担がある話ですので、1%節電運動を実践して節約できた経費をもとに、住宅用太陽光発電システム補助を始め、学校、公共施設などへも積極的に導入している埼玉県川越市のように、財源を生み出しながら、ぜひとも積極的にアプローチしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
次に、青少年の健全育成の充実についてお伺いいたします。
昨年の10月に待望の児童館ぱれっとがオープンしてから、早いもので間もなく1年を迎えようとしております。子育て支援の中でも要望が多かったことを反映し、大変多くの方々に御利用いただいているようです。その中でも特に音楽スタジオはその機材や設備の質の高さなど、周辺の市町村に住んでいる高校生の間でも話題に上るほど好評のようで、非常に喜ばしいことであります。個人的には、昭島市でこのような施設をつくったこと自体、大変画期的なことだと思っております。
私の認識不足かもしれませんが、スポーツであれば昭島市の内外を問わずさまざまな大会があり、音楽でも合唱や吹奏楽などはコンクールなども行われているようですので、それを目標にして練習に励むことができます。しかし、バンド活動をしているメンバーは、その人数が多い割には発表の場が少ないように思っておりました。そこで過日、利用されているメンバーに直接アンケート調査を行ったところ、多少の違いこそあれ、やはり何らかの発表の場を求めておりました。
青少年はあり余るほどのパワーと無限の可能性を持っております。そうした可能性や才能を引き出すなど、青少年の健全育成のために昭島市として何かできることがあるのではないでしょうか。
例えば、東京都児童会館ではヤングサウンドフェスティバルというコンテストを主催しております。年1回の開催で、ことしは20回目を迎えるこのイベントは、バンド部門とダンス部門の2部門に分かれ、小学生の部と中高生の部など4日間にわたり開催されております。特に私が注目したいのは、1点目としてコンテスト形式であること。2点目としては、準グランプリ、グランプリ、審査員特別賞といった表彰制度を取り入れていること。3点目は、作詞家や作曲家、プロデューサーやプロモーターといった専門家を審査員としていることであります。コンテスト形式ですので、競争意識が働き向上心につながります。表彰制度は、表彰状など目に見える形として残りますので、励みになります。そして、専門家による審査は、表彰結果に説得性を与えます。そうしたことが魅力となり、20年という歴史を支えているのではないでしょうか。
せっかくすばらしい施設をつくられたのですから、さらなる充実を目指し、昭島市においてもヤングサウンドフェスティバルのように青少年の一つの目標となるような魅力ある機会を設けてみてはいかがでしょうか。昭島市単独の主催ということだけでなく、協賛を募ったり、既存のイベントに組み込んだりと、あらゆる可能性を考えていただけたらと思います。音楽スタジオの利用状況とあわせ、回答をよろしくお願いいたします。
最後に3点目として、立川基地跡地の害虫対策についてお伺いいたします。
皆さんもカメムシはご存じだと思います。身の危険が迫ったときなどに、猛烈なにおいのする液を分泌すると言われており、この悪臭を一度体験した方は忘れがたい印象をお持ちなのではないでしょうか。以前から毎年秋ごろになるとこのカメムシが、立川基地跡地に隣接する福島町、中神町、そして東町などで大量に発生しております。それが付近の住民の方の家の中に入ってきたり、干してある洗濯物についたりするのですが、そのにおいが大変臭くて因っているという現状があります。小さな虫のしわざとはいえ、毎年このようなことの繰り返しで、まことに迷惑な話であります。
私もそうした住民の声をお聞きし、関東財務局に相談の結果、とりあえず昨年、一昨年と草刈りで対応していただいたという経験があります。こうした対応は一定の効果があり、草を刈った後には確かにカメムシは発生しないようであります。しかしながら、この草刈りもカメムシの発生前に実施されればよいのですが、タイミングがずれると被害に遭った後で草を刈っているということもありました。
そのように、ある意味では税金のむだ遣いにもなりかねない草刈りという方法以外でカメムシを駆除できる手だてはないものかと思っておりました。そうしたところ、カメムシの大発生により稲作農業に大きな被害を受けた北海道の美唄市の農協が、ハーブによるカメムシ駆除の取り組みに成功しているというのです。早速、具体的な内容について問い合わせてみたところ、ハーブによる田んぼのあぜ道の防虫について10年以上にわたって取り組んだ、ある農協の理事の一人が考え出したものであるということがわかりました。
その方はカメムシの生息に不利な環境をつくっておけば、被害を未然に防ぐことができるという観点から、カメムシが好むイネ科雑草を駆逐し、なおかつ畑で雑草化しないなど悪影響のない植物を繁殖させることを思いつき、条件に合う植物を探し求めたそうであります。その結果、繁殖力が強いハーブ、中でもミントが大変効果的であることがわかり、ためしたところ、植栽3年であぜ道の70%をハーブが覆い、結果としてイネ科雑草、つまりカメムシのえさを駆逐し、植栽2年後にはカメムシの生息数は半減、3年でゼロになったというのです。また、クモなどカメムシの天敵もハーブに集まってくるので、さらに効果的であるという結果も出ており、現在は北海道各地でこの方法が広まりつつあるようです。
ただ、北海道の田んぼのあぜ道と昭島の立川基地跡地といった環境や風土などの条件の違いはもちろん、費用対効果や自然生態系への影響、または立川基地跡地の暫定利用との兼ね合いなど総合的な検討が必要であり、直ちに立川基地跡地にも有効ということにはならないかもしれません。しかし、現状の草刈りという方法に比べれば、より根本的な解決につながることが期待できるのではないでしょうか。
そこで、私としては、立川基地跡地でハーブ植栽が有効かどうかも含めて、この事例を参考にしながら研究し、一部分だけでも試験的にハーブ植栽を実施するよう、昭島市としてぜひ関東財務局に提案していただきたいと思いますが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。
以上で、私の質問を終わらせていただきます。
◎北川市長
赤沼泰雄議員の一般質問につきまして、私から1点目の地球温暖化防止への取り組みについて御答弁申し上げ、他の質問につきましては担当部長から御答弁を申し上げます。
この環境問題でありますけれども、昭島市としても昨年の9月26日にISOを取得いたしました。その後、環境マネジメントシステムを導入して、環境対策に一定の取り組みをしているところでございますが、まず昭島打ち水大作戦についての御質問がございましたのでお答え申し上げます。
お話にもありましたように、ヒートアイランド現象による深刻な都市部の気温上昇を打ち水で下げようという試みが、NPO、また国土交通省などの企画で、「打ち水大作戦2004」として、8月18日から25日にかけて東京を中心に全国10都市以上で実施をされました。これは、昔ながらの打ち水を復活させ、少しでも都市の温度を和らげようと、昨年から始まったものでございます。ふろの残り水や雨水などの有効利用としての打ち水は、ほこりなどを抑える効果とともに、エアコンなどの省エネルギーによる地球環境への配慮の点からも、この活動の輪が全国的に広がりを見せているようであります。
昭島打ち水大作戦の実施についての御提言がございました。確かに、だれでもできる打ち水を通して、より地域とのかかわりを持ち、市民一人一人が環境を担っていることを感じていただく機会になるものと理解するところでございます。昔ながらの風情が少しずつ見られなくなっていく中で、この検証結果をさらに見きわめながら検討してまいりたいと考えております。
次に(2)番目の屋上緑化の拡充でございますが、屋上緑化はヒートアイランド現象の緩和、大気汚染の浄化、省エネルギーなどの効果が期待をされております。また、東京都における自然の保護と回復に関する条例においては、平成13年4月から敷地面積1000平方メートル以上の民間施設及び 250平方メートル以上の公共施設を対象に、新築等の機会に敷地と屋上の緑化を義務づけております。平成14年5月からは、本市でも屋上緑化造成事業補助制度を設ける中で、現在3件の実績がございます。しかし、コスト面などでなかなか申請者が出てこないのも事実でありますが、今後とも機会をとらえ、この補助制度のさらなる活用への周知を図ってまいります。
御質問にもございましたが、今後、都市における緑化を進めていくためには、都市公園、道路等の公共空間だけでは限界があり、公共施設における屋上緑化の拡充についても視野に入れていかなければなりません。いずれにいたしましても、緑地保全とともに緑化推進に向けた総合的な施策を進めてまいります。
次に(3)点目、特殊舗装による道路整備についてでございますが、地球温暖化防止への取り組みの道路対策につきましては、都市部におけるヒートアイランド現象を和らげる手法として、国土交通省において東京国道事務所管内の5カ所において保水性舗装、遮熱性舗装の試験施行を行っておるところでございます。また、東京都におきましては、新宿区西新宿二丁目と調布市野水一丁目の都道で、平成13年度から試験的に行っていると伺っておるところでございます。
お話にもございましたが、保水性舗装はアスファルト混合物の空隙に保水剤を充てんしたもので、舗装体内に保水された水分が蒸発し、そのときの気化熱により路面温度を低下させる手法でございます。また、遮熱性舗装は遮熱技術を道路舗装に適用したもので、アスファルト舗装の表層に遮熱剤をコーティングし、その遮熱剤により太陽光、赤外線を反射させ、路面温度の上昇を抑制する手法でございます。今後、都市基盤整備に当たり、ヒートアイランド対策における道路舗装の技術基準の確立を踏まえ、導入に向け検討いたしてまいりたいと存じます。
(4)点目の燃料電池導入への取り組みについてでございますが、燃料電池は水素と酸素の化学反応を利用した電気と熱を取り出す発電システムということから、排出されるのは水だけという21世紀のクリーンエネルギー時代の扉を開くかぎとして期待をされております。現在、技術的にはほぼ確立し、即実用化の段階にきているものの、耐久性、コスト高などまだまだ解決すべき課題もあり、導入普及が十分に進んでいない状況にございます。その中にありましても、初期需要創出や市場拡大に寄与するために、御質問にもございました学校を初めとした公共施設などの公共部門において実用的導入、あるいは試験導入していくことが必要であることは、認識をいたしております。
しかし、日本も、長期的には水素を使用する方向で検討しておりますが、中短期的な燃料をどうするかについては、まだ議論が分かれておるところでございます。各種企業においてそれぞれの目的に合った燃料電池の開発に取り組んでおりますので、その進展と結果を考慮しながら、十分研究をさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと存じます。
◎金子生涯学習部長
青少年の健全育成の充実に関しまして、昭島版ヤングサウンドフェスティバルの開催につきまして御答弁申し上げます。
昨今、市においても多くの青少年から、グループでの演奏や音楽に親しむ機会と場の確保、また日ごろの練習の成果を発表する機会の提供等に関する要望が寄せられております。これらを踏まえ、市では昨年オープンした昭島市児童センターぱれっとに音楽スタジオを、また本年6月30日にオープンした青少年等交流センターに防音設備を施した多目的室を設置してまいりました。ぱれっとの音楽スタジオは高校生を中心に多くの青少年の皆様に御利用をいただいております。御利用いただいた児童の数は、開館以来本年7月までに1700人を超えております。また、青少年等交流センターにおきましても、早速防音設備のある部屋を利用して、合唱や楽器演奏等に活用していただいております。
また、市では、青少年が地域社会の中で自分たちとかかわる多くの人たちと、みずからの知恵と行動力を発揮して地域の交流と連帯の広場を創造する機会の一つとして、毎年11月に青少年フェスティバルを開催しております。この企画の中でも、多くの青少年たちによる日ごろの取り組みについて、発表の場や機会の確保に努めているところでございます。
したがいまして、御質問の点につきましては、今後青少年フェスティバルの企画内容の検討や充実を図る中で、青少年のより励みとなるような機会や場の提供を図ってまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
◎橋本都市計画部長
御質問の3点目、立川基地跡地の害虫対策、カメムシ駆除の充実につきまして御答弁申し上げます。
現在、立川基地跡地昭島地区につきましては、国は暫定的利用の検討をいたしているところでございます。この立川基地跡地におけるカメムシの駆除対策につきましては、今までに市民からの苦情や多くの議員の方からの御指摘もあり、道路に面する部分につきまして、年2回ではありますが、定期的に草刈り等を実施していただいているところでございます。
なお、JR青梅線の線路沿いにつきましては、今まで草刈り等は実施しておりませんでしたが、今回初めて実施したと、管理者である関東財務局立川出張所から伺っております。
御提案をいただきましたハーブの植えつけによるカメムシのえさとなる葛などの抑制効果についての調査研究の申し入れとあわせて、立川基地跡地の暫定的利用に際して、害虫対策にも配慮した対応を図っていただくよう、管理者に対し要望してまいりたいと存じますので、よろしくお願いを申し上げます。
◆4番(赤沼泰雄議員)
一定の御答弁をいただきまして、ありがとうございました。
私の方から一点だけ再質問をさせていただきます。
屋上緑化についてなんですけれども、私としてはもう少し具体的にお聞きしたいと思います。モデル的にでも結構ですので、実施をしていくべきだというふうに私自身は思っているわけですが、その点についてもう少し具体的に答えていただければと思います。また、今後について、実施計画に盛り込んで推進していくべきだというふうに思っているんですけれども、その辺に対するお考えもあわせてお聞かせいただければと思います。よろしくお願いいたします。
◎石川環境部長
屋上緑化拡充についての再質問をいただきました。モデル的な実施と、あと実施計画に盛り込むべきだという御質問でございますが、モデル地区というよりも、今回この公共施設屋上緑化につきましては、先ほども市長の方から御答弁させていただきましたが、やはり公共施設に屋上緑化を行っていくということは十分必要だと認識しておりますので、その辺につきましては今後、新築の施設について屋上緑化を行っていくという形を考えている部分もございます。そうした中での実施計画に盛り込んでいる部分もございますので、そういうところを御斟酌いただいて御理解賜りますようお願い申し上げます。
