第一講義 自治体の長期ビジョン策定と議会の役割
講師 牛山 久仁彦 明治大学政治経済学部教授
市町村の総合計画が義務でなくなったことで、計画を策定していない自治体も多く、あっても他の自治体の内容をコピペしたような内容が多いという。ますます高齢者が100歳まで生き続ける社会へ大きく変化する中で、長期構想を有しないことは大きなリスクとなる。
第二講義 改正された介護保険制度 予算審議の焦点は
講師 鏡 諭 淑徳大学教授
2018年度から始まる第7期介護保険事業計画の策定に向けての議論が社会保障審議会介護保険部会で始まった。生活援助の報酬削減(2018年4月~)で、ボランティア頼みの施策や、福祉用具に上限を設定(2018年度中)するという。まさに介護保険を使った清掃や調理などのサービスは介護保険に入口にあたる部分。財政論優先の議論である。