がんのひみつの講演会に参加
9月12日(月)残暑が厳しい11時より足立区役所庁舎ホールにおいて立ち見がでる大盛況の中、東大病院放射線科准教授の中川恵一氏の「がんのひみつ」などの講演会に参加しました。世界一のがん大国日本、2名に1名が「がん」にかかり、3名に1名が「がん」で死亡する統計がでております。がんを知ることは自分と大切な人を守ることであると講演されてておりました。また放射線被曝について「放射性物質は、見えない光線を出す”花粉”のようなもの」と紹介していました。私は講演を聴いて大変に勉強になりました。中川講師が紹介する「がんのひみつ69」を下記に抜粋して見ました。
記
1.日本人の2人に1人ががんになる。2.日本人の3人に1人ががんで死ぬ。3.日本は世界一の長寿国、つまり世界一のがん大国。4.がんのことを知らなすぎる日本人。6.がんはDNAが傷ついて起こる病気。7.がんにかかると、がん細胞に栄養を奪われて死ぬ。8.がんは自分の細胞のコピーミスでできた暴走細胞。9.がんは細胞の老化の一種。10.冷蔵庫のおかげで胃がんが減っている。11.ウィルスで感染するがんもある(子宮頸がん)。12.食生活の欧米化で日本のがんも欧米化した。13.ベジタリアンの聖人君子でもがんになる。14.タバコがなくなれば、男性のがんの3分の1が消滅。15.欧米では減っているがんの死亡が日本では増えている。18.治療の可能性は転移の有無が握っている。24.検診に向いているがん、検診に向いていないがん。29.がんの種類によって行なう検査も違ってくる。30.サプリメントなどは効果なし。31.抗がん剤だけでは完治するがんはほとんどない。32.がん治療は敗者復活戦のない「一発勝負」。34.がん細胞はどんどんたちが悪くなる。36.転移したがんは窓から出て行った鳥。38.告知をうけてこそ治療法を自分で選べる。41.インターネットは要注意。42.日本では、今でも胃がん型の「がん治療=手術」。48.放射線治療途上国、ニッポン。51.放射線治療の専門医も技術者も日本では少なすぎる。53.がんの痛みを我慢する日本人。54.日本人の医療用麻薬はアメリカ人の20分の1。55.がんの痛みはとった方が長生きする。58.病気の「治療」というが、<治>偏重、<癒>軽視のニッポン。60.義務教育でがん教育を。61.結核は届け出るのに「がん登録」の制度がない。63.がんの統計データは死亡診断書だけというお粗末。64.放射線治療・化学療法、緩和ケア、がん登録ががん対策基本法の柱。66.がん治療を支える医療現場は疲れ切っている。69.医療が崩壊し医療費だけが高騰する最悪のシナリオ。です。