区議会議員選挙開票状況発表の遅延と今後の対策について
平成23年5月27日(金)、足立区選挙管理委員会事務局は「区議会議員選挙開票状況発表の遅延と今後の対策」について下記の通り発表しました。
記
1.開票状況
第1回発表 午後10時30分(予定時刻通り) 開票率 8.43%
第2回発表 午前0時15分(予定は午後11時30分) 開票率 64.61%
確定発表 午前1時30分(午前1時確定、予定は午前0時30分) 開票率100%
① 第2回発表が「しばらくお待ち下さい」とお知らせ後、45分遅れました。
② 確定時刻から確定発表までが約30分かかりました。
2.経過
①20:53 当初、全ての票を読取分類機で2回処理することにより個人票とする予定としていました。しかし、読取不能票が見込みより大幅に多く、1万票以上発生してしまったため、急遽手作業による対応しました。これが開票進行に大きく影響しました(~23:30)。
②22:30 第1回発表にあたって、読取不能票を手作業により分類したため票出しが遅延し、当初1,000票で想定していたものが500票での発表になりました。
③23:00 第2回目を午後11時から始めましたが、一時的に大量の票を回示することになったこと等により、検査係による立会人への回示に相当の時間を要し、そのため検査係の検査・票束作業が遅延しました。
④1:00 ①~③に加え、当落の票差が僅差になることが見込まれたため、最終の確認作業を慎重に行ったため、確定時刻が予定より遅くなりました。
3.原因
想定を超える読取不能票が発生したが、手作業によるバックアップ体制等の人的措置が不十分でした。
4.今後の改善策
①手作業による分類態勢を検証し、バックアップ体制を強化する。
②読取分類機の読取不能の理由を検証し、機器の更新等により読取精度の向上を図る。
③確定前に第3回目の発表を設ける。
④確定発表は、選挙録の署名・捺印を待つのではなく、100%開票終了を宣言し、口頭及び文書による発表を行う。
⑤各作業工程のスピードアップのため、大票束単位の変更(250票→500票)を検討する。