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女性委員会の動き

決意新たに出発 女性の活躍をさらに拡大

2024年11月19日

竹谷とし子女性委員長(代表代行)

9日の公明党臨時全国大会で、女性委員会の委員長を務める竹谷とし子氏が代表代行に就任しました。竹谷委員長と佐々木さやか女性局長(参院議員)に女性委員会の意義や今後の決意などを聞きました。

竹谷とし子女性委員長(代表代行)

多様な声を政治に反映させる

――代表代行に就任し、女性委員長も兼任です。

竹谷とし子女性委員長 斉藤鉄夫代表と共に党運営に携わる重責に身の引き締まる思いです。斉藤代表が「代表代行は代表と同格の立場」と発言した通り、大切な事柄は必ず代表代行と相談し、意思決定を共有する見解を示していただきました。

人口の約半分は女性です。政治分野においても、男性を中心とした政策決定ではなく、男女共に意見を出し合い意思決定することが、その質を高めることにつながります。まさに女性委員長を兼任する立場からも、女性に代表される多様な声を反映させる使命があると思っています。

これまでも、女性専用車両の導入、女性視点の防災・減災対策、不妊治療の保険適用、デジタル分野をはじめとするリスキリング(学び直し)の支援、女性の健康総合センターの設置などの実績を重ねてきました。2023年5月には「すべての女性のためのトータルプラン」も政府に提言しています。今後も女性活躍の場を広げ、公明党がめざす「共に支え合う温かな社会」の構築に向け、全身全霊で働きます。

――女性委員会の存在意義も高まります。

竹谷 女性の多様な“声なき声”を受け止めて、政策をカタチにする原動力を担ってきたのが女性委員会です。さらに、時代に即した政策立案も必要です。単身世帯やひとり親の増加、共働き世帯が専業主婦世帯の倍以上になっているなど、社会の変化に合わせた政策の実現が求められています。何よりも、性別や年齢、職業、立場にかかわらず、全ての人の多様な生き方が尊重されることが一人一人の幸福と社会の繁栄に不可欠だと感じています。

だからこそ、女性委員会として、現場の小さな声に耳を傾ける「ウイメンズトーク」を引き続き各地で活発に展開し、女性の生きづらさを解消し、ウェルビーイング(幸福感)を向上させ、女性が元気に活躍できる政策の実現に尽力します。

――今後、力を入れたいことは。

竹谷 専門家などを講師に迎えたオンライン勉強会は多くの反響が寄せられています。引き続き内容を充実させて定期的に開催し、議員力をアップしていきます。また、公明新聞紙面やSNSをさらに活用し、政策決定過程も可能な限り分かりやすく「見える化」し、公明党の女性視点の政策や女性議員の実績を広く知っていただけるよう情報発信の強化に挑戦します。

――最後に一言、決意を。

竹谷 まず私自身が全国に足を運び、地方議員や党員、応援してくださる皆さまと率直に対話を重ねる取り組みを続けていきます。

その上で、公明党が国民の幸せと世界平和のために行動する人間主義、中道主義の政党であることを広く知っていただき、皆さまから愛される真の国民政党へと成長していけるように、朗らかに前進してまいります!

佐々木さやか女性局長(参院議員)

佐々木さやか女性局長(参院議員)

政策や実績を分かりやすく発信

――代表代行に竹谷女性委員長が就任しました。

佐々木さやか女性局長 女性の声を届けてきた公明党として、女性議員である竹谷委員長が代表代行に就任したことは、公明党らしさがより発揮できる執行体制だと期待しています。党役員に女性議員をはじめとする多様な人材が登用されることは、党組織の活性化につながり、多様な有権者の声を反映できる、より良い政策の推進につながります。

また、公明党は6月に党「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DEI=多様性、公平・公正性、包摂性)タスクフォース」を立ち上げ、私は座長を務めています。党内の女性国会議員の割合を10年後までに3割にするといった政治分野の女性の活躍を進めていきます。

――女性委員会として力を入れていきたい取り組みは。

佐々木 これまでは、「女性ならではの視点」といった表現が一般的にも言われてきましたが、新しい時代を切り開くには、女性の特性を特定の役割に押し込めてしまうのではなく、あらゆる分野でその力が発揮されることが大切です。

女性委員会内には、▽教育・文化芸術▽子ども・若者支援▽平和・環境▽健康・医療――の四つのプロジェクトチーム(PT)を設置しています。こうした取り組みに加えて、これまで取り上げることが少なかった経済などの分野や政策を推進したいと考えています。

一方、公明党の女性議員は政治の光の当たらない所、人々にまで、温かい希望の光を届ける地域の太陽のような存在と感じています。地方議員の皆さまと連携し、政策や実績を身近に感じてもらえるよう、分かりやすい発信にも工夫を凝らしていきます。

また、若い世代が関心を持つテーマなどについてアンテナを張り、声を受け止めつつ、その世代が活用するSNSなどでの発信にも力を入れてまいります。

――結党60年を迎えて。

佐々木 国内外の複雑な諸情勢の中、多くの方が将来に不安を感じています。誰一人取り残さない政治を実現し、誰もが自分らしく輝き、希望を持てる社会のためのビジョンを示すことが、公明党に求められていると感じます。結党60年の今こそ、公明党の「第二の草創期」の幕開けとの決意で、女性委員会としても総力を挙げてまいります。

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