2024年10月2日
開所式後、小宮センター長(中央右)らと懇談する古屋氏(左隣)=1日 都内
更年期障害や不妊など女性の人生の各段階で異なる健康問題に関する研究・治療を推進するため、政府は1日、司令塔機能を担う「女性の健康総合センター」を都内の国立成育医療研究センター内に開設した。同日の開所式では、小宮ひろみセンター長が概要を説明したほか、来賓として公明党の古屋範子副代表が出席し、あいさつした。
女性の健康総合センターは、医療機関や研究団体などと連携し、女性の健康の推進に資するデータの収集、解析を実施。ライフコースと性差を踏まえた基礎研究・臨床研究も積極的に推進する。
式典で古屋氏は、2008年に党女性委員会が政府に対し、女性の健康に関する研究などを担うナショナルセンターの設立を提言していたことを紹介。女性活躍における健康支援の重要性を指摘し「全ての女性の健康づくりのために、センターが成果を上げることを期待する」と述べた。