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女性委員会の動き

(公明、「DEI」方針を発表)多様性尊重される社会へ/国会議員10年で女性30%/党内目標/長期では全体で50%

2024年9月27日

DEIに関する党方針を説明する石井幹事長(右)、佐々木座長(中)ら=26日 党本部

公明党は26日、多様性を尊重する社会の実現に向けて政治分野での男女共同参画を進めるため、「DEI」(メモ)に関する党方針(女性活躍・多様性尊重ポリシー)を発表した。党内の女性国会議員の割合を10年後までに30%にすることなどが柱。東京都新宿区の党本部で同日開かれた中央幹事会で山口那津男代表が紹介し、目標達成へ「議員活動と出産・子育て、家庭生活が両立できる環境整備が重要だ」と強調した。その後、石井啓一幹事長と佐々木さやか党DEIタスクフォース座長(参院議員)が記者会見で詳細を説明した。

方針では基本的な考え方として、党所属の議員、秘書、職員ら一人一人が個性や能力を最大限に生かし、活躍できる環境の整備を明記。その上で、政策の立案と決定に多様な意見を的確に反映するには「政治分野での男女共同参画をさらに加速していく必要がある」として、女性議員に関する数値目標などを定めた。

現在、公明党内の女性議員割合は全体で3割超。10年後までに女性国会議員を30%(現在13.6%)、長期的に党全体で50%とすることをめざす。目標達成に向け、議員活動と出産・育児、介護との両立や、健康問題への理解醸成と意識啓発を進め、両立を支援。ハラスメント対策も引き続き強化する。併せて、職員・秘書が働きやすい環境の整備に取り組む。

議会改革では、本会議・委員会のオンライン出席や、障がいのある議員に配慮した議会運営といった先進事例も参考に、各議会の状況に合わせて議論を進めていく。

活躍推進へ委員会設置

党本部にはDEI推進委員会を設置し、意識啓発や勉強会を実施。候補者の一定割合を女性にする「クオータ制」導入の議論も進める。今後は定期的に方針の進捗状況を確認し、毎年、常任役員会に報告する。

女性国会議員割合の目標達成に向けて石井幹事長は、今後の国政選挙で女性候補の擁立を着実に進めていく考えを示した。

(メモ)/DEI ダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平・公正性)、インクルージョン(包摂性)を示す英語の頭文字から成る略称。企業などの組織や社会で、性別や性自認、年齢、国籍、障がいの有無といった個性を多様性として尊重し、全ての人々を差別なく公平な包摂的環境で受け入れるという考え方を指す。

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