2024年6月5日
盛山文科相(中央右)に提言する浮島部会長(左隣)ら=4日 文科省
公明党文部科学部会(部会長=浮島智子衆院議員)などは4日、文科省で盛山正仁文科相と会い、災害時に子どもや学校を支援するチーム「(仮称)教育版DMAT」の創設を提言するとともに、文化芸術やスポーツ関連予算の拡充を申し入れた。盛山文科相は、要望を受け止め対応する考えを示した。
公明側は、能登半島地震の被災地に県外から派遣された教職員らが、子どものケアや学習支援に当たったことに言及。
今後の災害に備え、教員やNPO法人など官民連携による支援チームを派遣する仕組みを構築し、各都道府県への設置を推進するよう訴えた。
一方、文化芸術に関しては、子どもの体験・鑑賞機会を充実させる施策のほか、文化財の適切な保存修理や防災対策を要請。祭りへの支援などによる地方文化の振興も盛り込んだ。
スポーツ分野では、部活動の地域移行へ持続可能で実情に合った支援を要望。障がいの有無に関わらず子どもが運動に親しむための環境整備や、東京2025デフリンピックをはじめ国内で開かれる国際大会の開催支援も求めた。