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始業前児童に居場所/女性議員有志、体制整備の課題聞く/神奈川・大磯町の事業

2024年4月10日

事業を行う学童保育施設を視察する各議員(左側4人)

公明党平塚総支部に所属する女性議員の有志はこのほど、神奈川県大磯町立国府小学校を訪れ、「朝の子どもの居場所づくり事業」が実施されている学童保育施設を視察した。

この事業は、通勤などで親が朝早くに家を出た後、登校するまで子どもが一人にならないよう、小学校の始業前に読書や室内遊びなどができる場所を開放。対象は町立小学校の在校生になる。2016年1月に県のモデル事業として始まり、大磯町では、同年4月から独自に予算を確保しながら継続されている。公明党の二宮加寿子町議が事業継続を後押ししてきた。

施設の支援員は「親にとって、子どもが無事に登校できたのかや、家を出発する前に鍵を掛けたかなどの心配事が減り、安心が生まれる」と事業の利点を強調。一方で、「学童保育施設で見守る有償ボランティアの高齢化が課題。若い人材確保など支援体制を整える必要がある」と話した。

視察には二宮町議のほか、石田美雪、岡崎通子の両平塚市議、小林幸子・二宮町議が参加。一行は「各自治体のニーズに合う形で事業を実施できるよう推進したい」と話していた。

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