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女性委員会の動き

女性の視点、防災施策へ/健康巡る社会の理解醸成も/参院予算委で竹谷氏

2024年3月28日

質問する竹谷氏=27日 参院予算委

参院予算委員会は27日、岸田文雄首相らが出席して内外の諸課題に関する集中審議を行い、公明党の竹谷とし子氏が女性の視点を生かした防災施策や女性の健康課題などについて質問した。

防災施策を巡って竹谷氏は、能登半島地震被災地での視察を踏まえ、被災した女性にとって「支援や情報の提供が受けられて必要な相談につながりやすい居場所が、身近な場所に必要だ」と指摘。相談支援拠点やネットワークづくりを促進するよう提案した。

加藤鮎子男女共同参画担当相は「不安を抱える女性が社会との絆、つながりを回復できるような支援は、指摘の通り大変重要だ」と述べ、施策を進める方針を強調した。

また竹谷氏は、自治体の防災会議や防災・危機管理担当部局における女性の登用を加速化させるよう主張した。加藤担当相は、女性の参画拡大を働き掛けていく考えを示した。

月経困難症や更年期の症状など女性の健康課題を巡って竹谷氏は、公明党の推進で2024年度に開設予定の「女性の健康」ナショナルセンターで調査研究が進むことへの期待を表明。その上で「学校や職場で理解されずに苦しむ場合もある」として、社会全体の理解醸成を訴えた。

浜地雅一厚生労働副大臣(公明党)は、女性の健康に関する情報について、同センターによる効果的な発信手法の開発を後押ししていくと答えた。

女性のデジタル人材に関して竹谷氏は、政府が策定した「育成プラン」が24年度に最終年度を迎えることから、女性のさらなる活躍と所得向上を後押しするため、次の段階を見据えた新たなプランの策定を提案した。

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