2023年12月20日
山口代表(前列左から2人目)、竹谷女性委員長(左隣)らが出席し、来年の活動方針を確認した全国県女性局長会=20日 党本部
公明党女性委員会(委員長=竹谷とし子参院議員)は20日、東京都新宿区の党本部と全国をオンラインで結んで全国県女性局長会を開いた。会合では2024年の党女性委としての活動方針が発表され、女性の小さな声に耳を傾ける「ウイメンズトーク」を各地で展開し、地域で信頼を広げる取り組みに力を入れることを確認した。山口那津男代表、古屋範子副代表、竹谷委員長、佐々木さやか女性局長(参院議員)らが出席した。
■24年の活動方針を発表
席上、山口代表は、昨年11月に女性の声を受け止めて、党として「子育て応援トータルプラン」を発表したことに言及。政府が同プランを踏まえて「こども未来戦略」案をまとめ、今後3年間で子ども・子育て施策が加速していく考えを表明し、「現場での施策の実行に、女性議員のフォローアップをお願いしたい」と訴えた。
その上で、女性議員の活躍と政治の現場における役割の重要性に触れ、「ネットワークを生かした女性議員ならではの政策実現、党勢拡大の先頭に立ってもらいたい」と期待を語った。
竹谷委員長は党女性委の実績として、コロナ禍で女性の窮状を聴いて進めた生理用品の提供支援や、08年の政府への提言が基になって「女性の健康」ナショナルセンターが来年度に開設する予定であることなどを紹介。今年5月に政府に申し入れた「すべての女性のためのトータルプラン」に言及し、「多様な女性の生き方の変化に視点を当て、国と地方で連携しながら着実に前進させたい」と力説した。
■議員力、発信力向上に挑戦
一方、佐々木女性局長は24年の活動方針を説明。政策実現への活動として、地域の実情に合わせた物価高対策や子ども・若者政策の推進、男女の賃金格差解消への取り組みを掲げたほか、ウイメンズトークや全国から参加できるオンライン勉強会の開催、SNSの活用など議員力、発信力の強化に挑戦していくことを打ち出した。
また会合では、次期衆院選の比例区予定候補の小林宣子(東海ブロック)、大森江里子(東京都ブロック)、沼崎満子(南関東ブロック)の各女性局次長が決意表明した。