2023年9月29日
富永代表(右端)から話を聴く党富山県本部女性局のメンバーら
公明党富山県本部女性局(局長=沢井峰子・立山町議)はこのほど、富山市内でウイメンズトークを開催し、低出生体重児とその家族に寄り添う「とやまリトルベビーサークル」の富永由里子代表から話を聴いた。
同団体は毎月1回、県内各地で交流会を開き、年間約80組が参加している。
富永代表は2020年6月、予定日より3カ月以上早く第2子を734グラムで出産。退院まで5カ月を要した。成長がゆっくりなため離乳食が通常の月齢に合わないことや、乳幼児健診で他の子と成長を比べられて精神的に傷ついたことなど、つらい経験を語った。
一方で、新生児集中治療室で出会った母親たちとの会話が心の支えになったことから、リトルベビーの親たちが支え合う場所をつくろうと21年に団体を立ち上げたと説明。その上で、早産の可能性はどの妊婦にもあるとして、「ママがママらしく過ごせる社会になってほしい」と訴えた。
これに対し、中瀬淑美党県幹事長(魚津市議)は「当事者の声を行政に届けていきたい」と述べた。