2023年8月30日
女性の健康に特化した拠点の創設を巡り厚労省側から説明を受けた党合同会議=30日 衆院第2議員会館
公明党女性委員会(委員長=古屋範子副代表)と同厚生労働部会(部会長=佐藤英道衆院議員)は30日、衆院第2議員会館で合同会議を開き、更年期障害や不妊など女性の健康上の問題に関する研究・治療の推進に向けて、政府が来年度に創設する方針を固めた司令塔役となる「ナショナルセンター」について、厚労省から説明を受けた。
女性の健康に特化したナショナルセンターは、国立成育医療研究センターに置くことを想定。医療機関や研究機関から情報を収集して研究を推進するほか、関係機関への成果の共有や、国民に対する相談支援、情報提供も行っていく考えだ。
厚労省の来年度予算概算要求の中にも、同ナショナルセンター機能の構築が盛り込まれている。
会合で古屋委員長は、党女性委員会が2008年にまとめた政策提言「女性サポート・プラン」で、女性健康研究ナショナルセンターの設立を掲げ、政府に要望していたことを力説。今回の政府方針を踏まえ「大変重要な機関であり、陣容も整えていかなければならない」と訴えた。