2022年12月27日
保育現場の実情を聴く(右から)佐々木、古屋氏ら=27日 川崎市
公明党の古屋範子副代表、佐々木さやか参院議員らは27日、川崎市にある企業主導型保育園「ほたるっこ保育園」(久保田陽子園長)を訪れ、保育士の配置基準の改善など現場の負担軽減を求める切実な声を聴いた。河野忠正、川島雅裕の両市議と枝川舞・党県女性局次長が同席した。
同園で働く保育士は、相次ぐ保育園での虐待について「あってはならない」と強調しつつも、現場でのストレスはかなり大きいと指摘。「心に余裕を持って保育に臨みたい」と訴え、保育士の配置基準の見直しなどを求めた。
久保田園長は、重い負担がかかる要因として、書類作成など事務量の多さがあると指摘。安全管理のために必要性は認めつつも、事件・事故が起きる度に増えるチェックリストや頻繁に行われる監査に対応するため、「必然的に子どもたちと向き合う時間は削られてしまう」と訴えた。
古屋副代表らは「現場の実情に触れ、負担軽減に向けて政府に改善を求めていきたい」と述べた。