2022年6月11日
ウイメンズトークで、女性党員の意見に答える山口代表(右端)=11日 党本部
公明党の山口那津男代表は11日、東京都新宿区の党本部などで、女性党員の代表者とのウイメンズトークや、子育て世代の男女党員とのユーストークミーティングに相次いで出席し、女性のキャリア形成や男性の育児休業取得などを巡り懇談した。佐々木さやか参院議員、河西宏一衆院議員も同席した。
ウイメンズトークで、女性党員は、キャリア形成について「昇格を選ぶか、結婚・出産を選ぶか2択を迫られているように感じる」と述べ、国の取り組みを質問した。
山口代表は、子育て費用の負担軽減と男女の働き方改革の「両面からの取り組みが必要」と強調。教育費や子ども医療費の無償化の拡充をめざすとともに、職場復帰に向けたリカレント教育(社会人の学び直し)を充実させたいと訴えた。
ユーストークに参加した父親たちと懇談する山口代表(中央)ら=11日 公明会館
一方、東京都新宿区の公明会館で行われたユーストークでは、山口代表が都内の家族4組と、出産や男性の育児を巡って活発に意見を交わした。
42万円の出産育児一時金について、参加した母親からは「すごくありがたかったが、もっと掛かった」「入院で個室を選択したりすると足りない」といった率直な意見が出された。
男性の育児休業の取得については、参加者から賛同する声が多く寄せられた。その一方で、父親から「収入が減ってしまう」「キャリア面を考えると(職場を)休みづらい部分がある」などの声も上がり、取得しやすい環境整備の必要性が指摘された。
山口代表は、子育て・教育支援の充実へ「子育て応援トータルプラン」を年内に策定し「全力で応援する」と述べた。