2022年1月20日
羽島北高校で話を聞く五十川県女性局長(左端)と、(後列左から)澄川、水野吉近の両県議ら
岐阜県は昨年10月から、家庭の困窮などで生理用品を買えない女子生徒を支援するため、県立高校の女子トイレの各個室に生理用ナプキンを常備する取り組みを始めた。これまでも保健室などには常備していたが、生徒からの申し出を受けてから渡していたため、言えない生徒には届いていなかった。
羽島北高校では昨年11月から取り組みを開始。ナプキンを入れた箱には「困ったことや悩んでいることがあったら、(保健室に)相談しにきてくださいね」と記してある。同校の養護教諭は「1日に10~15個程度使われている。個室に置くことで、人目を気にせず持って行けるように配慮した」と話している。
公明党岐阜県本部女性局(局長=五十川玲子・各務原市議)は昨年5月、古田肇知事宛に提出した要望書で、県立高校の女子トイレの個室に生理用品を常備するよう提言。澄川寿之県議も同6月定例会で対応を求めていた。