2020年2月3日
マイクロプラスチックごみに関して意見交換した党女性委の「ウイメンズトーク」=3日 甲府市
命にも関わる環境問題に女性議員が率先して取り組もう!――。公明党の女性委員会(委員長=古屋範子副代表)は3日、甲府市で「ウイメンズトーク」を開き、5ミリ以下のマイクロプラスチックごみを巡り、帝京科学大学の仲山英之教授、認定NPO法人「スペースふう」の永井寛子理事長と意見交換した。
古屋委員長と竹谷とし子女性局長(参院議員)、党山梨県本部女性局(局長=河野木綿子・南アルプス市議)のメンバーが出席した。
仲山教授は、現地調査で採取したマイクロプラスチックごみの数について、東京湾の河口付近で1立方メートル当たり8~47個だった一方で、山梨県内の河川では、最大で同216個に上ったとして「河川でも汚染が進んでいる」と指摘。信頼できるデータの収集へ、国や自治体の調査を求めた。
永井理事長は、容器・包装を使い捨てから再利用可能なものに転換するよう促す同法人の運動を説明し「消費者の意識が変われば事業者側も変わらざるを得なくなる」とし、消費者への働き掛けの重要性を強調した。
古屋委員長は「提案を踏まえ、国と地方のネットワークで取り組みを進めたい」と述べた。