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1年でも早く、原発ゼロの成長日本を

東京電力福島第1原子力発電所の事故により、私たちは原発・エネルギー問題に真正面から向き合うことを迫られています。公明党は、“持続可能”をキーワードに、日本の新しいエネルギー社会を創造します。

1 原発の新規着工を認めず、原発ゼロの日本へ

原発の新規着工を認めず、原発の40年運転制限制を厳格に適用します。生活や産業、立地地域の経済・雇用※、技術者の確保に万全を期しながら、1年でも5年でも10年でも早く、可能な限り速やかに原発ゼロを目指します。
原発の再稼働は、40年運転制限制、バックフィット(最新知見を適用)、活断層等の徹底調査をはじめとする厳しい規制の下で、原子力規制委員会が新たに策定する厳格な安全基準を満たすことを大前提に、国民、住民の理解を得て判断します。国会に原子力行政監視委員会(仮称)を設置します。
使用済み核燃料の再処理は、直接処分への転換を含め、立地地域に配慮しつつ、見直しを検討します。高速増殖炉もんじゅは廃止します。
※短期的には雇用調整助成金を積極的に活用し、あわせて廃炉等に伴う地域活性化を支援する制度を検討する。

2 エネルギー、環境。脱・原発依存で成長する日本へ

21世紀は、エネルギー需給ひっ迫、地球温暖化が進行し、世界における省エネ・再エネ※に対する需要が高まっていきます。公明党は、省エネ・再エネを中心に、災害にも強い「小規模分散型エネルギーシステム」の構築を進めながら、エネルギー・環境分野を日本最大の成長分野に育てあげます。
そのために2030年までに120兆円規模(正味)の追加投資(民間・公共)を促します。これは150兆円近い省エネメリットを生み出し、温室効果ガス(CO2など)を90年比で25 ~ 30%程度削減し、エネルギー自給率を20%程度(10年は7%) に高めます(推計※)。
※再エネ…再生可能エネルギー
※慎重シナリオ(平均実質成長率が2011~20年度1.1%、2021~30 年度 0.8%)での推計。成長シナリオ(同1.8%、同1.2%)では温室効果ガス削減は20~25%程度。

1. 制度改革、技術革新で高度な省エネ社会へ

排出量取引制度や税制の整備を進め、経済成長しつつエネルギー消費を削減する社会をつくり出します。2030年にエネルギー利用(一次エネルギー供給)の25%削減(10年比)※1を目指します。
省エネをすべての部門で推進します。特に家庭、中小企業の省エネを支援します。国・自治体による支援事務所・窓口の設置、省エネの投資回収年より少し長い期間の融資制度の導入、家庭の初期投資負担を軽減する仕組みの導入を進めます。
熱の繰り返しての利用・再エネ熱(太陽熱など)・ヒートポンプ※2利用などの熱対策や、電気使用量の「見える化」(スマートメーター普及など)、LEDや高性能インバーターの普及・開発を進めます。
※1慎重シナリオを前提とした場合の値。成長シナリオの場合は20%。
※2低温側から高温側に熱を移動させる仕組み

2. 再エネを拡大。2030年に電力の30%

再エネは、化石燃料輸入とCO2排出を削減するだけでなく、経済を活性化します。そのために、固定価格買取制度の適用、屋根貸し制度の普及、電力系統への優先接続・優先給電、規制緩和、送電網の整備・広域化・中立化を進めます。さらに、エネルギーの地産地消、再エネ100%地域の拡大、太陽電池・洋上 風力・地熱・小水力・木質バイオマスなどの技術開発により再エネの導入を拡大し、2030年を目標に総発電量における再エネの発電割合の30%への向上を目指します(大規模水力等を含め35%)。このため2030年までに再エネに40兆円程度の投資を促し、これにより45万人規模の雇用を創出します。

3. 新技術で火力発電を高効率化

化石燃料を投入して発電する火力発電では、現在、発生する熱の60%が捨てられています。高効率な石炭火力発電の技術開発を進めるとともに、 廃熱を最大限に活用するため、天然ガス・コンバインドサイクル発電の導入や、コージェネレーション(熱電併給)の普及などで、発電の効率化を推進します。 インフラとして、国際接続も視野に入れ、広域天然ガス・パイプライン・ネットワークの整備を促進します。

4. 電力自由化などで電気料金を抑制

日本の電気料金は税金等を除くと世界で最も高い水準にあります。今後、燃料価格は上昇する見込みであり、さらに固定価格買取制度による再エネ賦課金※も加算されることから、料金上昇の圧力は強まると思われます。
発電・小売の自由化(地域独占・総括原価方式の解消など)、シェールガス※権益の確保等による燃料価格引き下げといった取り組みにより、料金上昇を抑えます。
家庭の省エネを支援し、光熱費等を引き下げます。
※環境省試算によると、標準世帯でピーク時最大553円/ 月(高位ケース)
※シェールガス…けつ岩(シェール)層から採取される新たな天然ガス