防災・減災ニューディール

ニューディール
政策とは?

1930年代、世界的な大恐慌により壊滅的な打撃を受けた経済に刺激を与えるため、アメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領が行なった大規模な公共投資策の総称です。
この政策によって、アメリカは世界恐慌の危機を脱し、新たな雇用が生み出されるなど一定の経済効果がもたらされました。アメリカが現在のハリウッド映画などに代表される文化芸術大国に発展したのも、この政策による投資の成果です。

このページを閉じる

アメリカの事例

1980年代のアメリカでは、1983年に起きたコネチカット州にある片側3車線のマイアナス橋の崩落など、大型の橋が損傷や通行止めが相次ぎ、「荒廃するアメリカ」と呼ばれました。これは30年代に大量に整備された社会資本が、約50年経過したことで老朽化したにもかかわらず、維持管理に対して十分な予算を投入しなかったことが原因といわれています。

このページを閉じる

建築後50年以上
経過する
社会資本の割合

国土交通白書によると、建設後50年以上を迎える社会資本の割合は次のようになっています。
道路橋は、2020年度には約26%、30年度には約53%が建設後50年以上となります。同様に河川管理施設(水門等)は約37%と約60%。港湾岸壁は約25%と約53%になっています。

このページを閉じる

防災・減災体制
再構築推進
基本法

公明党は8月28日、防災・減災ニューディール政策を具体化させるための「防災・減災体制再構築推進基本法案」を参議院に提出しました。この法案は国が一方的に整備を進めるのではなく、一斉に「防災・減災総点検」を実施し、地域の実情を十分に踏まえ、老朽化した道路や橋などの再整備に優先順位を付けた上で実行することを規定しました。これならバラマキにはなりません。
さらに、防災教育や防災訓練の充実などのソフト面での対策に力を入れることや、女性や高齢者、子ども、障がい者など住民の視点を重視するという公明党ならではの理念を明記しています。

このページを閉じる

国債・PFI

建設国債

赤字国債とは違い、道路や橋など国民の資産として後世に残るものを整備する際に発行される国債です。将来世代も恩恵を受けるため返済期限は60年と長く設定しています。

ニューディール債

公明党は、防災・減災ニューディールを実施するに当たって提唱した国債。この政策を実行するために限って償還財源を確保した上で発行するもので、将来世代への負担を抑えるため、返済期間を25年としています。

PFI

Private-Finance-Initiative(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)のことで、頭文字をとってPFIと呼ばれています。民間の資金や技術力を活用し、公共施設の設計から建設、維持管理までを行う手法のことをいいます。JRやNTTのような民営化ではなく、自治体が発注者となる公共事業で、現在でも港湾施設や下水道施設などの事業に導入されています。

このページを閉じる

前倒しの効果

コンクリートなどの建築物は古くなればなるほど整備費用がかさみます。例えば、鉄は表面がさびだと塗装などの補修で済む上に長持ちしますが、深いところまで、さびついてしまうと取り替えなくてはなりません。つまり、前倒しして補修すれば費用が少なくてすみ、寿命も長くなるというわけです。
総務省の試算によれば、約65万橋ある地方自治体管理の道路橋を補修することによって、今後50年間で17兆円以上も費用を縮減できるとしています。 公明党の「防災・減災ニューディール」は被害を少なくするとともに、費用を抑えることもできるのです。

このページを閉じる

「防災・減災
ニューディール」
の経済効果

公明党が提唱する「防災・減災ニューディール」は、防災・減災の観点から社会資本の再整備に集中投資を行い、需要を創出することを目的としています。投資額は10年間で100兆円規模を想定しており、GDP(国内総生産)を実質2%程度押し上げ、100万人以上の雇用拡大も見込めるなど、経済効果が期待できます。また早い段階で社会資本を予防的に修繕することにより、費用を低く抑えることもできます。

このページを閉じる

デフレスパイラル
とは?

デフレ(デフレーション)とは、物価が継続的に下がり続ける状態のことで、これは不況時に見られる現象です。物価が下がっても需要が上昇がせず、景気が悪くなることが繰り返されて止まらず、さらにデフレが進行するという悪循環に陥った状況のことを『デフレスパイラル』といいます。モノが安く手に入ることは消費者にとってうれしいことですが、物価が下落すると、企業の収益が悪化し、仕事や働く人の賃金が減り、これによって失業が増加、不景気の悪循環となる場合があります。

このページを閉じる

デフレギャップ
とは?

経済学用語で「需要が供給を下回った場合の差」を意味します。例えば、工場が商品をつくり過ぎて供給が多すぎる状態、商品が売れ残っている状態など、需要が不足している状態の度合を示すものです。

このページを閉じる