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採取施設の確保が課題

公明新聞:2012年2月15日付

岡本教授(左端)と意見交換する党プロジェクトチーム=14日 東京・新宿区

岡本教授(左端)と意見交換する党プロジェクトチーム=14日 東京・新宿区

造血幹細胞移植 データ収集に支援必要

公明党の松あきら副代表と党造血幹細胞移植法整備検討プロジェクトチーム(渡辺孝男座長=参院議員)は14日、東京都新宿区の慶応義塾大学病院を訪れ、岡本真一郎副病院長(同大医学部内科学教授)と造血幹細胞移植の現状や課題について意見交換した。
同移植は、体内で正常な血液を作ることが困難な白血病などの患者に、臍帯血や骨髄、末梢血幹細胞を移植し、疾病の根治をめざす治療法。岡本教授は「血液疾患の治療に大きく貢献できる」との考えを表明した。
その上で岡本教授は、「必要な人に造血幹細胞は見つかるだろうが、細胞の採取施設の確保が課題だ」と指摘。
公明党が同移植に関する法整備を進めていることに触れ、データ収集や登録をサポートする体制が重要だとの見解を示した。
渡辺座長は「施設整備へ公的支援も必要ではないか」と述べた。
同PTはその後、衆院第1議員会館で会合を開き、臍帯血移植などの診療報酬が引き上げられたことについて、厚生労働省から報告を受けた。

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