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診療報酬の引上げ課題

公明新聞:2011年6月9日付

診療報酬の引上げ課題

臍帯血が抱える課題について議論した党プロジェクトチーム
=8日 参院議員会館

党プロジェクトチームが初会合
臍帯血の現状聞く

公明党臍帯血法整備推進プロジェクトチーム(PT、山本香苗座長=参院議員)は8日、参院議員会館で初会合を開き、厚生労働省の担当者から、臍帯血移植療法の現状について話を聞いた。

全国10の臍帯血バンクで公開されている臍帯血は約3万3000個。バンクを介した移植は2010年度は1070件で、初めて年間1000件を超えた。ただ、それぞれ経営は厳しく、存続が危ぶまれているバンクも存在する。

一方、同じ白血病治療である骨髄移植には1回につき84万8000円の診療報酬が支払われる半面、臍帯血は44万3000円で、臍帯血バンクなどからは、引き上げを求める声も上がっている。この差について厚労省の担当者は、「骨髄移植には、採取にも点数が付くため」と説明した。

これに対し出席議員からは、「同種の医療行為で報酬の差があってはいけない。骨髄移植に合わせるべきだとのバンク側の主張は正しい」との意見が出された。

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