子宮頸がんを知る

Q&A 子宮頸がんに関するよくある質問

子宮頸(けい)がんって一体どんな病気? 原因や症状など、気になる基本情報をまとめました。

子宮頸がんって子宮がんとは違うの?

子宮の入り口付近にできるがんを「子宮頸がん」、妊娠したときに赤ちゃんが育つ部分である子宮体部にできるがんを「子宮体がん」といいます。一般的にこの2つを合わせて「子宮がん」と呼んでいます。

子宮頸がんになる原因は?

子宮頸がんの原因は、ほとんどがヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスへの感染です。主に性交渉によって感染します。ヒトパピローマウイルスには100種類以上ものタイプがあり、その中で子宮頸がんの原因となるのは約15種類です。

ヒトパピローマウイルスに感染したら、誰もが子宮頸がんになるの?

性交体験のある女性の8割が一生に一度はヒトパピローマウイルスに感染するといわれています。ヒトパピローマウイルスに感染しても、通常は体の免疫機能で自然に排除されます。ただし、免疫力の低下などによって感染が長期化してしまうと細胞に変化が起こり、数年を経て、がん化してしまうことがあるのです。

ヒトパピローマウイルスに感染した後で、がん化するのを防ぐ方法はある?

今のところ、ヒトパピローマウイルスに感染した後で、子宮頸がんの発生を防ぐ方法はありません。子宮頸がんを予防するためには、定期的な検診で細胞を調べ、早期発見することが非常に重要です。

子宮頸がんの症状にはどんなものがありますか?

初期の子宮頸がんは、ほぼ無症状です。進行すると不正出血、おりものの変化、性交時の出血や痛み、下腹部痛や腰痛、月経の変化(月経が長引く、量が増えるなど)などの症状が見受けられるようになります。

子宮頸がんになったら、もう出産はできないの?

早期発見した場合は、子宮頸部の異常な組織だけを取り除く治療ができます。この方法では子宮を温存できるため、将来の妊娠・出産も可能です。しかし、がんが進行してしまい、子宮を摘出しなければならなくなると、妊娠や出産は望めなくなります。

子宮頸がんにはワクチンがあると聞きました。
ワクチンで子宮頸がんを治すことはできないの?

子宮頸がん予防ワクチンには、既に感染しているヒトパピローマウイルスを排除する効果はありません。また、病変やがん細胞を治すこともできません。予防ワクチンは、あくまでヒトパピローマウイルスへの感染を防ぐものです。

ヒトパピローマウイルスは子宮にしか感染しないの?

子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスは、女性の外陰部、腟、子宮頸部、男性の亀頭、陰のう、尿道、肛門などに感染します。このほか口腔や中咽頭の粘膜に感染するともいわれています。

子宮頸がんをコンドームで予防することはできる?

子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスは、外陰部や肛門などコンド ームではカバーしきれない範囲にも存在します。そのため、コンドームだけで 子宮頸がんを予防することはできません。

性交渉が多い女性は子宮頸がんになりやすいの?

子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスは、性交経験のある女性の8割が一度は感染するといわれているほど、ごくありふれたウイルス。感染は特別なものではなく、性交渉を体験したことがある女性なら誰もが子宮頸がんにかかる可能性を持っています。つまり「性交渉が頻繁な人が子宮頸がんになりやすい」というのは誤解。このような誤った認識のために、苦しんでいる女性もいます。うわさに惑わされず、病気に対する正しい知識を持つことが大切です。

「扁平上皮がん」「腺がん」って何?

子宮頸がんは、「扁平上皮(へんぺいじょうひ)がん」と「腺がん」に大別されます。子宮頸部は扁平上皮細胞という細胞に覆われていて、ここにできるがんを「扁平上皮がん」といいます。これは子宮頸がん全体の8割を占めています。一方、子宮頸部の粘液を分泌する腺細胞にできるのが「腺がん」で、「扁平上皮がん」に比べて発見されにくく、治療も難しいとされています。

↑このページのトップへ戻る