100万人訪問・調査 現場からの報告

公明新聞:2018年4月26日(木)付

活動進め 課題が浮き彫りに

横浜市(中区) 福島直子市議

2年前に起業し、生花店を営む遠水さんに話を聞く福島市議私が住んでいる横浜市中区には、県庁や市役所など官公庁が集まり、山下公園や中華街をはじめ観光スポットも豊富。住民は多様性に富み、寄せられる相談も、さまざまです。

議会活動の合間を縫い、これまでに50人ほどの方にアンケートで聞き取りを行いました。本牧地区で2年前に起業し、ショッピングセンターで生花店を営む遠水博子さんは、事業上の相談先が少ないことや仕入れの苦労などを語ってくれました。膝詰めで語り合う中で、住民の高齢化を背景とした介護への不安や、商店街の衰退などの政策課題が浮き彫りになってきました。

地域に暮らす一人一人が、“生きづらさ”を感じることなく希望を持って日々を送るためには、どのような施策が必要か。自身に問い掛けながら、訪問運動に取り組んでいきます。

中小企業の声 政治に届ける

静岡県伊東市 鳥居康子市議

土産品の製造会社で加藤代表取締役社長から話を聞く鳥居市議伊東市は温泉のまちで、旅館やレジャー施設など観光産業が盛んです。土産品など、観光関連の中小企業も多くあります。

私は土産品の製造会社を経営する加藤良明代表取締役社長ら地域の企業経営者にアンケートを実施。企業各社から「事業承継税制を知らなかった」「消費税10%引き上げ時の会計処理に不安がある」など、多くの意見や要望を受けました。

先日は市議会公明党として伊東商工会議所を訪問し、今回の訪問・調査運動を紹介しました。応対した事務局長は、同会議所としても、各企業がどのような支援を求めているかを探るため、アンケート実施を検討していることを述べ、「公明党の取り組みを参考にしたい」と大変、共感していました。現場で悩んでいる人の声を政治に届けるとの思いで、アンケートを続けていきます。

防災などで220人超と対話

大阪府(寝屋川市) 肥後洋一朗府議

密集市街地の一角にある公園で、防災の課題について中村自治会長から話を聞く肥後府議大阪府は、老朽化した木造建築物が集まる密集市街地を多く抱えています。寝屋川市では、香里、池田・大利、萱島東の3地区が密集市街地に該当。ハード、ソフト両面で対策が進められています。

地域を災害から守る課題は何か。私は「防災・減災アンケート」を手に、大利町の公民館を訪ねました。「コミュニティー活動を重ね絆を深めることが、いざという時に強みとなる」と話すのは、大利町自治会の中村嘉彦会長。自助・共助・公助に加えて、隣近所で助け合う「近助」の重要性を痛感しました。

また萱島本町の喫茶店を訪問。地元の防犯部に所属していた店主は「発災直後の対応が重要」と語っていました。

アンケートを通じて、これまで220人を超える人に会い、調査しました。現場の声を踏まえて政策を練り上げ、成果を積み上げていく決意です。

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