女性視点の防災ブック

公明新聞:2018年2月17日(土)付

女性視点の防災ブック「東京くらし防災」女性視点の防災ブック「東京くらし防災」

都議会公明党の提案実現
3月1日から都内で100万部配布

女性の視点で防災対策を進めよう―。東京都は16日、女性視点の新たな防災ブック「東京くらし防災」が完成したと発表した。3月1日から都内の公共施設をはじめ、郵便局や美容院、食料品店などの協力店舗に専用ラックを置き、無料配布される。

冊子は、女性有識者6人で構成される編集・検討委員会を中心に約10カ月かけて作った。外出や買い物など日常生活で取り組める災害への備えや、発災時の行動、被災後の暮らし方などをイラスト入りで紹介。在宅避難での食事や、避難所での授乳や防犯、ペットとの過ごし方など、あらゆるシーンでどう対応すべきかをきめ細かく解説している。

B6判164ページで、都は100万部を発行。目の不自由な人にも情報が分かるよう音声コードを付けた。3月から無料提供予定の都の「防災アプリ」や、ホームページなどでも閲覧できるようにする。

都議会公明党(東村邦浩幹事長)は2016年12月、17年度の予算要望を小池百合子知事に行った際、女性視点の防災ブックの作成を提言。昨年2月定例会では、松葉多美子議員が視覚障がい者らに配慮した音声コードの導入などを求めていた。

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