学校の支援必要 起立性調節障害

公明新聞:2018年1月22日(月)付

公明、「親の会」と共に要望書
宮城県と仙台市に

仙台市を拠点に活動する「NPO起立性調節障害 東北仙台親の会」(渋谷夕美子代表)はこのほど、宮城県の髙橋仁教育長に起立性調節障害の児童・生徒に対する支援の要望書を提出。同会をサポートしてきた公明党の小田島久美子・仙台市議と宮城県議団(庄子賢一団長)も同席した。

起立性調節障害は、自律神経の乱れにより倦怠感や頭痛、立ちくらみなどの症状が引き起こされる病気。思春期に発症することが多く、日常生活に支障を来し、不登校やひきこもりの原因にもなっている。

席上、同会のメンバーは、「朝起きられず授業を欠席すると仮病扱いされて、いじめに発展する」「成績が振るわず進路の選択が狭められる」など現状を説明。その上で、「学校の教職員などが正確な知識を持ち、適切に対処できる環境の整備を」と涙ながらに訴えた。

髙橋教育長は、「子どもたちがつらい思いをしないよう早急に支援したい」と学校側の意識変革に取り組む姿勢を示した。

この後、同会のメンバーは、党仙台市議団(嶋中貴志団長)と共に仙台市の大越裕光教育長にも要望書を手渡した。

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