議員力アップ 私の実践

公明新聞:2017年8月23日(水)付

障がい児の「放課後等デイサービス」の施設で利用者の親子と話す篠原町議障がい児の「放課後等デイサービス」の施設で利用者の親子と話す篠原町議(右)

委員会が年間テーマ決め調査
議会に政策提言力
長野県軽井沢町議会 篠原公子議員

行政を動かし、町民の声を実現するには、議会が政策提言能力を持たねばなりません。そこで大切なのが調査・討議を行う常任委員会の充実です。

3年前、議長だった私は「委員会は調査を精力的にやろう」と呼び掛けました。その後、総務、社会の両委員会が年間テーマを設け、活動しています。現在、私が所属する社会委員会は障がい児福祉を最初のテーマとしました。私が一般質問で「障がい児も皆幸せになる権利がある」と、具体策を訴えたことに議員らが共感してくれたのです。

委員会として各地の障がい児施設の運営者に話を聞き、先進地の視察、養護学校保護者・教諭らとの意見交換などを1年以上にわたり実施。これを基に昨年9月、町長に4項目を提言しました。このうち「障がい児の放課後等デイサービスの実施」が4月に実現。NPO法人が小学生から18歳までの障がい児を対象とする「放課後等デイサービス」などを行う施設「にじいろポケット」を開設しました。保護者から「夢のようだ」と喜ばれています。

議員16人の半分ずつが属する委員会の提言は、町も重く受け止めます。今後も何よりも町民の声を大切にし「政策を提言・実現する議会」をめざします。

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