コラム「北斗七星」

公明新聞:2017年6月28日(水)付

「まだ誰からも頼まれていないから、投票先を決めてないよ」。都議選が後半戦に入ってもなお、こうした声を聞くことがある。私たちの訴えが届いていない有権者がいる。まだまだ票拡大の余地は残っている。あと4日間、「1票」に執念を燃やし続けたい◆日本は今、世界に類を見ない超高齢社会を迎えている。この「世界に類を見ない」という点に、日本が直面する問題の深刻さが表れている。というのも、日本には外国を手本にして発展してきた歴史があるからだ◆明治の日本は欧州諸国に学びながら近代化を進めた。第2次大戦後は米国を一つの模範にした。しかし、世界に類を見ない超高齢社会である以上、問題解決のモデルケースがあるはずもない。ピンチを乗り越えるための手だては、自ら創り出すほかない◆この点で期待されるのが首都・東京の役割だ。すなわち、公明党の山口那津男代表が街頭演説で強調している「将来の国の政策になることを先取りし、新しい政策モデルを生み出す『政策創造機能』」である。実際、児童手当や子ども医療費の無料化など、東京から全国へと広がった施策は少なくない◆忘れてはならないのは、こうした政策創造機能の中軸を担ってきたのが都議会公明党であるということだ。日本の将来のためにも、都議選での公明勝利が欠かせない。(幸)

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