テロ防止で協力強く

公明新聞:2017年5月26日(金)付

マデン大使(右)と懇談する山口代表=25日 衆院第1議員会館マデン大使(右)と懇談する山口代表=25日 衆院第1議員会館

東京五輪の成功へ連携も
山口代表ら 新任の英国大使と懇談

公明党の山口那津男代表は25日、衆院第1議員会館で新任のポール・マデン駐日英国大使の表敬を受けた。遠山清彦国際局長(衆院議員)と河野義博国際局次長(参院議員)が同席した。

冒頭、山口代表は、22日に英国で発生した自爆テロ事件に対し、お悔やみとお見舞いの言葉を述べるとともに、「テロは世界全体で憎むべき犯罪だ。テロを防止するため、なくすために互いに協力していかなければならない」と強調。

「テロ等準備罪」の新設をめざす組織犯罪処罰法改正案について、「今国会で成立させ、TOC条約(国際組織犯罪防止条約)を締結したい」と述べ、日本としてテロの未然防止へ国際連携を強化していくべきだとの考えを示した。

マデン大使は「テロ対策で日本と協力を強化したい。2020年には、東京で五輪・パラリンピックがあるので、われわれもしっかり協力する」と表明した。

これに対し、山口代表は、12年にロンドン五輪・パラリンピックが開催されたことから、「経験と知恵を教えてもらい、共に東京五輪の成功を推進していきたい」と語った。

また、北朝鮮問題について山口代表は、国連安保理決議を各国が順守する重要性に触れ、「国際社会が足並みをそろえて圧力を強め、外交的解決のチャンスをつくることが必要だ」と述べた。

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