MTBI 理解深めて

公明新聞:2017年4月22日(土)付

佐曽利代表委員と懇談する斉藤都議と飯島区議佐曽利代表委員(左)と懇談する斉藤都議(右)と飯島区議

小・中学生 と教職員に 啓発用リーフを配布
斉藤都議と党区議団が連携
東京・目黒区

交通事故で頭を打つなどして、さまざまな後遺症が生じる「軽度外傷性脳損傷(MTBI)」への理解を深めてもらおうと、東京都目黒区は先ごろ、啓発用リーフレットを作製し、区障害福祉課などで配布を始めた。

MTBIは、転倒やスポーツ外傷などによる頭部への強い衝撃で、脳の神経繊維が傷つき発症する。だが、MRIなどの画像検査では発見が難しいため、周知が進んでいない。

リーフレットでは、MTBIの原因をはじめ、記憶障害や頭痛といった主な症状をイラスト入りで紹介。診断や予防方法についても解説し、相談窓口として区保健予防課など区内6カ所を記載した。

A4判三つ折りで、発行部数は2万部。区障害福祉課によると、今後、区立小・中学校の児童・生徒や教職員に配布し、来年度以降は、小学校の新入生に毎年配布して周知する方針。

MTBIの啓発については、患者らでつくるMTBI友の会の佐曽利麗子代表委員から相談を受けた公明党の斉藤やすひろ都議(都議選予定候補=目黒区)が党区議団と連携。2013年3月定例会では飯島和代区議が子どもや学校関係者らへの啓発を求めていた。

実現を受け、斉藤都議と飯島区議はこのほど、佐曽利さんと懇談。佐曽利さんは「MTBIは誰もが無関係でない問題。力強い後押しで啓発が進んでいます」と感謝を述べていた。

公明新聞のお申し込み

公明新聞は、激しく移り変わる社会・政治の動きを的確にとらえ、読者の目線でわかりやすく伝えてまいります。

新聞の定期購読