豊洲移転 行程表確実に

公明新聞:2017年3月29日(水)付

討論する小林議員=28日 都議会討論する小林議員=28日 都議会

新年度予算案 全会一致で可決
都議会予算特委で小林議員が討論

東京都議会の予算特別委員会が28日に開かれ、2017年度一般会計予算案を全会一致で可決した。

採決に先立ち、公明党の小林けんじ議員(都議選予定候補=練馬区)が知事提出の全議案に賛成し、自民党と共産党がそれぞれ提案した予算の編成替えを求める動議および修正案に反対する立場から討論を行った。

この中で小林議員は、小池百合子知事が昨年11月に公表した豊洲市場への移転に関する「ロードマップ(行程表)」に言及。27日の同委員会で公明党の質問に対し、知事が「新たに設ける『市場のあり方戦略本部』で、市場会計の収益構造や、長期的収支を含めた事業継続性などを検証し、市場の将来を見据えた視点を持って集中的に検討するなど、総合的な判断につなげていく」と回答したことを確認した。

その上で、小林議員は「知事は、スピード感を持って、ロードマップを着実かつ確実に推進を」と強調した。

また、一般会計予算案について、公明党の提案を受け、私立高校授業料を実質無償化する措置が盛り込まれたことを評価した上で、対象外となっている都認可の通信制高校も、早期に無償化するよう訴えた。

さらに、公明党が主張している介護老人保健施設の空床を活用した緊急時入所システムの構築に関し、都が「検討する」としたことに触れ、区市町村の実情に応じた早急な対応を求めた。

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