性同一性障がいの理解へ

公明新聞:2017年3月23日(木)付

要望書を古屋副大臣に手渡す山本代表、谷合座長ら=22日 厚労省要望書を古屋副大臣(中央)に手渡す山本代表(左隣)、谷合座長(右端)ら=22日 厚労省

団体が古屋副大臣に要望
谷合氏が同席

日本性同一性障害と共に生きる人々の会(山本蘭代表)と、日本精神神経学会や性同一性障害学会など5学会は22日、厚生労働省で古屋範子厚労副大臣(公明党)に対し、心と体の性が一致しない性同一性障がいの治療や就労支援などに関する要望書を提出した。公明党の性的指向と性自認に関するプロジェクトチームの谷合正明座長(参院議員)が同席した。

山本代表らは、性同一性障がいに関して「社会的な理解や支援は不十分」と強調。治療における性別適合手術やホルモン製剤などへの保険適用、治療を受けられる体制の整備のほか、ハローワークの求職票の性別欄削除など就労環境の改善を求めた。

古屋副大臣は、関係者の意見を受け止めながら適切に対応していく考えを示した。

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