豊洲市場 新たに1棟で水たまり

公明新聞:2016年9月24日(土)付

加工パッケージ棟地下で全面に水がたまっている現場を調査する都議会公明党=23日 東京・江東区加工パッケージ棟地下で全面に水がたまっている現場を調査する都議会公明党23日 東京・江東区

都議会公明の再調査で判明

東京都議会公明党「豊洲市場整備問題対策プロジェクトチーム(PT)」の上野和彦座長らは23日、豊洲市場(都内江東区)を訪れ、生鮮食品などを扱う加工パッケージ棟と管理施設棟の地下空間を調査したほか、両施設の地下に重機などを入れるための搬入口なども視察した。

同PTの緊急調査は今回で3回目。都は土壌汚染対策として盛り土を行うと説明しながら、実際には行っていなかった主要建物のうち、加工パッケージ棟と管理施設棟の地下空間を初めて公開した。

加工パッケージ棟地下の床は、厚さ10~20センチのコンクリートが敷設されている。一行は、広範囲に水がたまり、深いところで最大23センチほどの水位になっていることを確認し、その水を採取した。

管理施設棟の地下は、水のたまりがなく照明も完備されていた。

調査を終えた同PTは都議会内で記者会見を行い、上野座長は、加工パッケージ棟地下のたまった水について、「降雨で地下水が上昇してきたもの」と指摘。その上で「採取した水は成分の分析を専門機関に依頼した」と述べた。

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