人命救助に総力挙げよ

公明新聞:2016年9月1日(木)付

台風10号の被害状況を確認し、政府に万全な対応を求める党対策本部長の井上幹事長ら=31日 参院議員会館台風10号の被害状況を確認し、政府に万全な対応を求める党対策本部長の井上幹事長(左から4人目)ら=31日 参院議員会館

政府に万全の対応要請
党対策本部

公明党の「平成28年8月台風災害対策本部」(本部長=井上義久幹事長)と復興・防災部会(部会長=赤羽一嘉衆院議員)は31日、参院議員会館で合同会議を開き、関係省庁から台風10号による大雨被害の状況と対応などを聞き、万全な対策を求めた。大口善徳国会対策委員長らが出席した。

井上幹事長は、北海道と東北を中心に各地で甚大な被害が出ていることから、「適切な対応をするためにも、まず早急に被害状況を把握することが重要だ」と強調。道路の寸断や浸水によって被災者が孤立している可能性もあるため、「人命救助に総力を挙げてもらいたい」と関係省庁に要請した。

内閣府は台風10号による住民や建物などの被害状況をはじめ北海道と岩手県内の10市町村で1572戸が断水していることなどを報告。また、8月に相次ぎ上陸した台風7号、11号、9号による被害状況についても説明した。国土交通省は冠水などで通行止めとなっている状況を報告した。

出席議員からは、岩手県岩泉町の高齢者グループホームや同県沿岸地域の浸水被害に関して、省庁側に説明などを求めた。

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