液状化対策 着実に前進
公明新聞:2016年8月27日(土)付
長沢広明復興副大臣(公明党)は26日、東日本大震災で津波や液状化の被害に遭った茨城県の沿岸地域などを視察し、復興に向けた取り組みを調査した。
長沢副大臣は、復興交付金で液状化対策工事を行う神栖市の鰐川、堀割の両地区を視察。両地区では家が傾くなど建物被害は255棟に上った。工事は、再発防止のために行われており、今年度末には完了する予定。
潮来市日の出地区では、液状化対策として新設され、今年4月から稼働している排水ポンプ場の状況について、原浩道同市長から説明を受けた。同地区では地下水を排出する管を地中に埋め、集めた地下水をポンプを使って川に排水。地下水位を下げることにより、水を含まない固い地盤部分を厚くしている。
このほか、鹿嶋市の「高松地区防災公園」や大洗港(大洗町)にある水産加工処理施設などを見て回った。
視察後、長沢副大臣は「液状化対策をはじめ、復興への取り組みは前進している。今後も地域のニーズに丁寧に応じていきたい」と述べた。
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