性暴力被害者の救援に全力

公明新聞:2016年7月31日(日)付

加藤代表から説明を受ける国重、佐々木、佐藤(茂)、山本(香)の各氏ら=30日 大阪・松原市加藤代表(左から3人目)から説明を受ける(左から)国重、佐々木、佐藤(茂)、山本(香)の各氏ら=30日 大阪・松原市

病院拠点型施設を視察
大阪・松原市で佐藤(茂)氏ら

公明党内閣部会の佐藤茂樹部会長(衆院議員)、山本香苗部会長代理(参院議員)は30日、大阪府松原市の社会医療法人・阪南中央病院内にある「性暴力救援センター・大阪SACHICO」を視察した。これには、国重徹法務部会長(衆院議員)、佐々木さやか厚生労働部会長代理(参院議員)と、三浦寿子、内海久子の両府議が同行した。

2010年4月に開設した同センターは、年中無休の24時間体制で性被害に関する相談や医師の診療が受けられる全国初の病院拠点型施設。年3000件の電話相談や来所しての診療を通し、弁護士やカウンセラーを紹介するなどの支援も行っている。14年度からは内閣府のモデル事業にも認定されている。

一行は、産婦人科医の加藤治子同センター代表らの案内で、睡眠薬など薬物反応を調べる診療室や、証拠物として200ほどの検体を保管している冷凍庫を視察。加藤代表は「専任の医師や専門施設があることで信頼性も高く、被害者の状況に合わせて被害届を出すこともできる」と利点を強調する一方で、「運営費などで救援センターの存続が難しい。国と府からのさらなる支援を」と要望した。

佐藤氏は「先駆的な取り組みである病院拠点型の施設を継続するために、支援策を検討していきたい」と語った。

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