生活基盤の再建を急ぐ

公明新聞:2016年5月1日(日)付

応急仮設住宅の建設予定地を視察する石井国交相ら=30日 熊本・西原村応急仮設住宅の建設予定地を視察する石井国交相(左から3人目)ら=30日 熊本・西原村

熊本地震で石井国交相
南阿蘇、西原村を視察

熊本地震の被害状況を調査するため、29日から熊本県入りしている石井啓一国土交通相(公明党)は30日、南阿蘇村と西原村を訪れ、両村長と意見交換した。これには、党熊本県本部代表の江田康幸衆院議員と氷室雄一郎、城下広作、前田憲秀の各県議、森元秀一・阿蘇市議が同行した。

このうち、石井国交相は南阿蘇村の長野敏也村長から阿蘇大橋などインフラ整備に対する支援を求められた後、西原村で応急仮設住宅の建設予定地を視察。工事の進捗状況を確認するとともに、日置和彦村長から「全棟数の35%が全壊か半壊の状態」と被害状況について説明を受け、水道や農業用ダムなど生活基盤の復旧や仮設住宅の早期建設に関する要望を受けた。

さらに石井国交相は、避難所の村立河原小学校を訪れ、「道が塞がって農地に入れない」といった住民の声に耳を傾け、激励して回った。その後、石井国交相は、蒲島郁夫県知事と大西一史・熊本市長に会い、甚大な被害を受けた熊本城などの早期復旧・復興について意見を交わした。調査後、石井国交相は「被災者に寄り添い、国を挙げて復旧・復興へ取り組んでいく」と語った。

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