地域ブランドに活路

公明新聞:2015年11月29日(日)付

養豚場を視察する吉田氏ら=28日 鹿児島・垂水市養豚場を視察する吉田氏(左から2人目)ら=28日 鹿児島・垂水市

TPP対策で吉田氏 鹿児島の養豚場を視察

公明党の吉田宣弘衆院議員は28日、環太平洋連携協定(TPP)の大筋合意を受けた国内対策を探るため、鹿児島県垂水市で畜産業を営む「(有)久徳産業」(久徳秀次代表取締役)の養豚場を視察した。これには、児玉美環子、福田伸作の両鹿屋市議と、時任英寛、有村隆志の両霧島市議が同行した。

同社は、桜島を望む高台に養豚場を構え、空気が澄んでいるストレスの掛からない環境で「かごしま黒豚」を育てているのが特徴。久徳氏は、「私は、46年一筋で畜産業をしてきた。TPPが畜産業や農業を始める若者の意欲を削がなければいいが」と不安な心境を話した。一方で、「県内産をはじめ、国産豚肉は、海外産に負けない品質の高さとおいしさを提供できると自信を持っている。地域ブランドを売りに進んでいきたい」と語っていた。

吉田氏は久徳氏に対し、公明党が国内企業の海外展開などの支援を政府に提言していることを説明した上で、「巨大自由貿易圏が誕生するなど、TPPのメリットを生かした政策を訴えていく」と約した。

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