二次災害防止に全力

公明新聞:2014年10月1日(水)付

土石流に備え情報提供
太田国交相

太田昭宏国土交通相(公明党)は30日の閣議後の記者会見で、御嶽山の噴火に関して「二次災害が防止され、救命・救助の活動がさらに進捗することに全力を挙げる」と訴えた。

太田国交相は、新たな噴火の可能性とともに、少ない雨でも土石流が発生することが懸念されている状況を踏まえ、「土石流が発生した場合の影響範囲についてシミュレーション結果を提供するなど、地元自治体の警戒避難態勢を支援していきたい」と主張。捜索活動が行われている山頂付近を中心に二次災害の防止に取り組む方針を強調した。

また、火山性地震の増加などの情報について、太田国交相は「登山者らにどのように伝達するか検討する必要がある」と指摘。火山活動情報を提供する気象庁ホームページを分かりやすく改良したり、地方自治体や旅館に情報提供していく考えを示した。

公明新聞のお申し込み

公明新聞は、激しく移り変わる社会・政治の動きを的確にとらえ、読者の目線でわかりやすく伝えてまいります。

新聞の定期購読