「単純所持」に罰則新設

公明新聞:2013年5月30日(木)付

児童ポルノ禁止法改正案を提出する富田、高木美智代の両氏ら=29日 国会内児童ポルノ禁止法改正案を提出する富田(右から2人目)、高木美智代(右端)の両氏ら=29日 国会内

児童ポルノ禁止法改正案を提出
自公維3党

自民、公明の与党両党と日本維新の会は29日、児童買春・ポルノ禁止法改正案を衆院に提出した。公明党から富田茂之、高木美智代の両衆院議員が参加した。

同改正案は「自己の性的好奇心を満たす目的で」児童ポルノを所持した者や、これらをDVDなどに保管した者に対して、1年以下の懲役または100万円以下の罰金を科すとし、児童ポルノの単純所持を禁止する。現行法では単純所持に罰則規定はなく、日本は他の先進国から批判を受けていた。

また、インターネット事業者に対しても、捜査機関への協力のほか、児童ポルノの所持・提供防止への措置を講じるなど、努力規定も新設した。

単純所持の禁止などを柱とする改正案は、2009年11月にも自民、公明両党が衆院に提出していたが、昨年12月の衆院解散で廃案となっていた。

富田氏は「待ち望んでいる人が大勢いるので、成立に向け努力したい」と述べた。

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