仙台市で国連防災会議

公明新聞:2013年5月15日(水)付

15年に開催、公明が後押し

政府は14日、第3回国連防災世界会議を2015年3月に仙台市で開催することを閣議了解した。会議では、同年までの行動指針である「兵庫行動枠組み」の後継策などを議論する。

古屋圭司防災担当相は同日の閣議後の記者会見で、「(会議では)東日本大震災をはじめ、多くの災害から得られた知見・教訓を発信する」考えを示した。同会議は初会合を1994年に横浜市で、2回目を05年に神戸市で開催。12年12月の国連総会で第3回も日本で開催することが決まり、仙台市と新潟市が立候補していた。

仙台市の奥山恵美子市長は同日、市役所内で記者団に、「政府の決定にうれしく思う。(仙台市は)かつてない大きな災害を経験する中、たくさんの教訓を得た。これからの世界の防災に向けて発信するよう努めていく」と述べ、開催への意欲を示した。

公明党は11年5月に発表した「東日本大震災復旧復興ビジョン」の中で、被災地に「復興への追い風」を送るため、被災地での国際会議の開催を明記し、実現を求めていた。

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