対北、日米韓の連携で

公明新聞:2013年5月13日(月)付

歴史認識 丁寧な説明が必要
NHK番組で石井政調会長

公明党の石井啓一政務調査会長は12日午前、NHK番組「日曜討論」に与野党の政策責任者とともに出演し、北朝鮮問題や日中・日韓関係などについて見解を述べた。

石井政調会長は、大型連休中の安倍晋三首相のロシア・中東諸国訪問について、資源エネルギーや経済、安全保障など幅広い分野で相互協力の環境を整備できたと評価した。

最近の日米韓関係について、石井政調会長は米韓、日米関係に比べ、日韓の連携強化が進んでいないことは大きな課題だと指摘。その上で、北朝鮮問題については「日米韓が基軸となってしっかり連携した上で、中国・ロシアなども巻き込んで関係国が“対話と圧力”で北朝鮮に応じていくことだ」と強調し、「関係国が安保理決議に基づく北朝鮮に対する制裁をきちんとまず行っていく。その上で、対話の道を開いていくことが重要だ」と述べた。

一方、安倍内閣の歴史認識について、安倍首相の国会答弁から「歴代政権と変わらないと理解している」と述べ、「(このことを)明確にそして丁寧に諸国に説明する必要がある」との見解を表明。中国、韓国との関係については「(領土問題が)両国関係に悪影響を及ぼさないようにうまくコントロールしていく知恵を、いかに出していくかがこれから重要になってくる」と述べた。

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