同意人事で所信聴取

公明新聞:2013年2月16日(土)付

大口、長沢、竹谷氏が質問
衆参議運委

衆院議院運営委員会は15日午前、公正取引委員会の委員長候補の杉本和行・元財務事務次官と、会計検査院の検査官候補の河戸光彦・同院事務総長から所信を聞き質疑を行った。公明党から大口善徳理事が質問した。

大口氏は、杉本氏への質疑の中で、消費税率が引き上げられた際の中小・下請け企業の価格転嫁対策について言及し、相談体制を強化するよう要望。

杉本氏は、価格転嫁が円滑に行われる必要性があるとの認識を示し、「積極的に調査し、必要な指導をしていく」と答えた。

一方、参院議院運営委員会は同日午後、杉本、河戸両氏の所信を聴取し、公明党の竹谷とし子さんと長沢広明氏が質疑に立った。

竹谷さんは会計検査院の機能充実に関連し、「年々国庫負担が増える社会保障の負担と給付を透明化していくことが必要だ」と強調。河戸氏は「財政状況などを分析し、表明する場面ができれば取り組みたい」と答えた。

一方、長沢氏は、消費税の価格転嫁などで中小企業に不当なしわ寄せが起こらないよう、公取委員長の指導力発揮を求めた。

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